HD-DVD機をブルーレイディスク機に交換 (エディオングループ)

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 東芝がHD-DVDからの撤退を発表しましたが、その翌日、エディオンが「エディオングループ家電量販店で購入したHD-DVD製品をブルーレイディスク製品に交換するサービスを開始することを発表しました。

 実際に製品の交換を開始するのは3月1日からになります。エディオングループには、デオデオ、ミドリ電化、石丸電気、100満ボルトなど、全国で約1000店舗あります。ここで、2月22日までに購入したHD-DVD機が交換の対象になります。対象の交換になるHD-DVD機は具体的には下記の東芝製の機種です。

  「RD-A1」「RD-A300」「RD-A600」「RD-A301」「HD-XA1」「HD-XA2」「HD-XF2」

 逆に交換して手に入れることができるブルーレイディスク機は、ソニー、松下電器、シャープの製品から選べるそうです。

 交換で手にするブルーレイディスク機がもとのHD-DVD機よりも高い場合には、その差額は交換時に支払う必要があります。それでも、ブルーレイディスクが手にはいるというのは、非常に頼もしい仕組みだと思います。

 今回の措置、エディオングループは回収したHD-DVD機を東芝に返品することができないので、そのままエディオングループが経費を負担することになります。しかし、HD-DVD機自体がそれほど多く販売されたわけではないので、経営への影響は軽微なのだそうです。逆に今回の措置を実施することで、各メディアが一斉にエディオンの名前を報道してくれるので、そちらの宣伝効果の方がずっと大きいのではないでしょうか。ある意味、広告宣伝費だと思えば、割り切りやすいのかもしれません。東芝が撤退を発表してから、こんなにスピーディに「交換」の発表をしたのは、この辺の狙いが大きかったのではないかと思います。

 また、エディオングループ、ヨドバシカメラ、ベスト電器などでは、「規格がブルーレイディスクに統一されたことを知らずにHD-DVD機を購入してしまう消費者が発生することを防ぐ」ために、売り場からHD-DVD機を撤去しているようです。これらの商品については、そのまま東芝に返品されるのでしょう。

 一方、ヤマダ電機とビックカメラではHD-DVD機の販売はこれまで通りに続けるのだそうです。しかし、HD-DVD機を購入しようとした消費者がいた場合には今回の一連の経緯を説明した上で、納得をして購入する意志を示した消費者だけにHD-DVD機を販売するそうです。

 HD-DVD機については在庫処分のための安売りが今後は展開されるのではないでしょうか。次世代DVDの機能は特に必要が無くても、もしかすると普通のDVDレコーダー機なみの値段でHD-DVD機が買える値段になるかもしれません。どんな形で在庫の処分が進められるのか、今後の動きを見ていきたいと思います。


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