今日の株式市場が終わったあとに楽天の決算発表がありました。今日の楽天の取引は株価が大きく上がり、前日の終値から2700円も上がって4万5200円で終わりました。これはもしかすると、好決算の予感がしていたのですが、決算発表の結果を見るととても驚きました。
平成19年の12月期決算は、連結営業利益が前年比99.6%減の1億1800万円になってしまいました。楽天の仮想商店街事業は出店数も会員数も増えたことで流通額が順調に拡大し、営業利益が10.7%増の195億円になりました。
楽天証券については最近の株式市況の元気がなくなってしまったことを受けて、手数料収入が減少し営業利益が57億円になりました。そして、もっとも今回、全体の営業利益にもっとも大きく影響したのが楽天KCなどのクレジット事業になります。こちらは251億円もの営業赤字を計上してしまいました。
クレジットカード事業を手がけている楽天KCが利息返還損失引当ての見積もり方法を変えたことで追加の引当金が発生してしまったのだそうです。
本業の仮想商店街事業は増収・増益となっていることは好印象ですが、全体の営業利益が前年比99.6%減の約1億円になってしまったというのは、かなりショッキングなニュースではあります。
問題はこの決算発表の結果が月曜日の株取引にどんな影響が出るかです。この営業利益の減り方だけを単純に考えると、ストップ安になってもおかしくない感じもしますが、ただ、引当金を追加で計上しておいたというのは将来の備えとなります。これをどう見れば良いのかが今ひとつよく判りません。
決算発表後にも取引が行われていた夜間市場の株価の動向も気になります。マネックス証券のPTS市場の数字を見てみると、4万2450円で約定しているようです。やはり、大幅に下落はしているようですが、ストップ安という水準にまでは達していないようです。
今回の決算発表をアナリストなどはどう評価するのか、この週末は情報の収集を進めてみようと思います。
(2008/02/18追記)
月曜日の株式市場では楽天はストップ高になり金曜日の終了時点の株価より4000円高い49200円の買い気配のままで引けました。8時から気配値を見ることができるようになりますが、今日は朝から気配値とにらめっこをしていました。朝の時点では売り注文の方が多くて、大きく値を下げるかのように見えました。この時点では。「金曜日に手持ちの楽天株を全て金曜日のうちに売っておけば良かった」とかなり後悔していました。
しかし、株式の取引が開始される9時が近づくにつれて、どんどん様子が変わっていきました。買い注文が次々に出て、気配値はみるみるうちに上がっていきました。そして9時を過ぎて、徐々に気配値が切り上がっていき、ストップ高水準に達すると、そのまま月曜日の取引終了をむかえました。途中で売り注文が増える可能性もあるのではないかと思っていたのですが、買いが優勢であることに違いはなく、かなり安定してストップ高水準で張り付いていました。この線で行けば明日も期待できるでしょうか。
コメント
株価って…なんだろう…?