楽天証券から「最良執行方針」の改訂に関する通知がありました。その中に「私設取引システム(PTS)による夜間取引システムを平成20年4月上旬から開始する予定だという記載がありました。
取次先はSBIジャパンネクスト証券
SBIジャパンネクスト証券株式会社が取次先になること、そして取引にあたっては申し込みが必要になると書かれています。
昨年より、楽天証券で夜間取引が出来るようになるという発表は行われていましたが、今まで具体的なサービスの開始時期についてのアナウンスを聞いたことはこれが初めてでした。
ネットで調べてみると、こちら(Business Media 誠:夜間取引がブーム? PTSに群がるネット証券の“台所事情”)のページには「楽天証券とオリックス証券は平成20年3月末までに参加する予定だ」と書かれているので、多少、遅れているのかもしれません。
取引手数料
取引手数料については、いちにち定額コース、ワンショットコースとも変更はありません。しかし、PTSによる現物取引の売買が成立した場合には、選択したコースにかかわらず、「ワンショットコース」の手数料が必要になるのだそうです。
MARKETSPEED Nano
また、同じ通知の中には新しいマーケットスピードに関するチラシも入っていました。「MARKETSPEED Nano」というソフトウエアです。このソフトはパソコンの画面上にコンパクトに表示しておけるので、ほかのアプリケーションで作業をしているときにも、常駐させておくことができます。
・発注に特化したコンパクトなトレーニングツール
・もちろんリアルタイム株価は自動で更新
・スキン機能を使ってツールのデザインを自由に変更可能
・現物取引、信用取引に対応
従来のマーケットスピードは画面に表示しているときには、そのマーケットスピードのみに集中しているような感じでしたが、今回のNanoについては気軽にいつでも表示しておくことができるので、おもしろいコンセプトのソフトだと思います。
また、マーケットスピードなのでは楽天証券に口座を持っている人であれば、無料で利用することができます。(従来からあるマーケットスピードは有料ですが、取引などをして無料使用条件を満足すれば実質的に無料で利用することができます)
スキン
スキンには縦型と横型の2種類が付いていました。機能的にはどちらのデザインを使用しても違いはありません。また、通知領域にはマーケットスピードナノのアイコンが表示されます。こちらをクリックすると、設定というメニューがあり、ここで各種の設定変更をすることができます。「いつも手前に表示」を指定しておけば、ほかのソフトのウインドウよりも裏側に隠れることが無いので、このソフトの性格からすれば、ONにしておいた方が良いのではないかと思います。
買い注文、売り注文を出すためのメイン画面のほかに、保有銘柄一覧を出すためのウインドウと注文状況を照会するためのウインドウの2種類があります。前者はここから銘柄を選んで売り注文を出す、そして後者はここから注文を選んで注文内容の訂正をする形になります。
ディトレードで頻繁に取引をする場合には、このマーケットスピードナノは便利だと思います。
【2021年9月9日追記】
楽天証券の夜間取引
直近の情報はこちらの公式サイトでご確認ください。
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