iPod Touchを使って何回かに分けて映画「なごり雪」を見ました。主題歌はあの往年のヒット曲、「なごり雪」です。とは言っても、主題歌を歌っているのはイルカではなく、元かぐや姫の伊勢正三でした。
「なごり雪」はイルカが歌って大ヒットした曲ですが、もともとは伊勢正三が作詞、作曲した曲で、1974年に発売されたかぐや姫のアルバム「三階建の詩」に収録されていました。調べてみると、今でもCDで発売されていました。
Wikipediaによれば、伊勢正三本人は出身地である大分県津久見市の津久見駅をモチーフにして作ったと語っているそうです。
そして、映画「なごり雪」は大分県の臼杵市というところを舞台に作られています。
映画は奥さんに逃げられた50歳の男(三浦友和)が故郷の友人(ベンガル)から呼ばれて、大分県の臼杵市に帰るところから始まります。実に28年間、故郷には帰っていませんでした。
そして、二人が青春時代(約30年前)の話しをしているうちに、徐々に当時、謎だったことが明らかになっていきます。この謎解きと「なごり雪」の歌詞がところどころ調和しながら物語は進んでいきます。
監督はどちらかというと私にとっては「ねらわれた学園」の印象が強い大林宣彦監督です。この作品のようなしっとりとした映画も撮られていることは、とても意外でした。また、ショムニで好演していた宝生舞も出演しています。浜辺の海の家ではどっきりとするシーンもありました。
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