多摩六都科学館に行った

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 先週の日曜日は朝は雲が広がっていましたが、午後からは晴れて暖かくなるという予報だったので、少し足をのばして、西東京市にある多摩六都科学館というところに行ってきました。多摩地域の北部にある6市(小平市、東村山市、田無市、保谷市、清瀬市及び東久留米市の6市、その後、田無市と保谷市は合併して西東京市になり5市)をさして6都と呼んでいます。

 この施設は田無タワー(スカイタワー西東京)に隣接していますので、場所は非常にわかりやすいです。青梅街道側から見ると田無タワーの裏側になります。

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 直径が27.5メートルもある傾斜型のドーム「サイエンスエッグ」は1994年6月に開館した当時は東洋一のプラネタリウムでした。南側から多摩六都科学館に向かうと、このサイエンスエッグも目印になります。

 今回も「ぐるっとパス2008」を使って入館しました。ぐるっとパス2008では「入館+プラネタリウム」、または「入館+全天周映画」のどちらかを選ぶことができます。ふつうは大人が1000円なので、ぐるっとパス2008を使用すると非常にお得です。受付で手続きをすると、バーコードが印刷されたチケットをくれました。何故か「招待」と書かれたチケットです。

 入り口には自動改札機のようなものがあり、ここにチケットのバーコードをかざすと中に入ることができました。入ったところにはクイズラリーを始めるための装置がありました。クイズラリーに参加するためにはラリー券というものが必要なようです。ミュージアムショップで100円で売られているようなので、子供用に1枚買ってみました。クイズラリーのスタートをするためには、ゲート近くにある装置で一連の手続きをする必要があります。この機械で手続きをしていくと、途中でデジカメにより顔写真を撮ってくれます。この顔写真はそのままラリー券に印刷されるようになっています。

 展示室は、「宇宙の科学」、「生命の科学」、「生活の科学」、「地域の科学」、「地球の科学」の5種類があります。エントランスから入って廊下を歩いていくと最初に着くのが「宇宙の科学」という部屋です。


 この宇宙の科学という展示室には色々な展示物があるのですが、その中でも子どもがもっとも喜んでいたのは、ムーンウオーカーという装置です。月の重力を再現してくれて、実際に月の上で歩いている感覚を味わうことが出来ます。ほかにエンデバーの先頭部1/3の実物大模型なども展示されています。

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 次の「生命の科学」の展示室では生命の進化についてや、人間の体の仕組みと感覚器系の働き、他の動物との違いなどを紹介しています。そして、「生活の科学」の展示室では生活を豊かにしてくれた科学技術が、現在どのように関わっているのか、また未来ではどのように変わっていくのかを紹介しています。

 「地域の科学」の展示室では多摩地域の豊かな自然、そこに暮らす動植物を紹介しています。また、雑木林などが再現されていて、オペラグラスで観察をすることができるようになっています。「地球の科学」の展示室では地球の構造や、地球を取り巻く自然現象を紹介したり、化石を紹介するコーナーがあります。地震が発生するメカニズムや、台風を発生させてくれる実験装置など、なかなか興味深い設備があります。

 最後に13時10分に予約しておいたサイエンスエッグでのプラネタリウムの時間が近づいてきました。20分くらい前から列が出来ています。列の一番最後に並んで、プラネタリウムの入場時間を待ちました。そして、10分ほど前から入場が始まりました。

 プラネタリウムの中は半円形のドームの中に傾斜があり、そこに座席がしつらえてあります。あまり前の席に座ると、後ろの方を見るのに首が疲れそうだったので、真ん中よりもやや後方の座席を選びました。シートはリクライニング式になっていて、相当、横になることができます。

 プラネタリウムは昼間の多摩六都科学館周辺の風景から始まります。そして、徐々に周りが暗くなっていって夜になります。しかし、街の灯りが明るいので、星空はあまりよく見えません。そこで、街の灯りを全部消してみましょうということで、プラネタリウムだからこそできる演出をしてくれます。すると、確かに真っ暗な中にたくさんの星が見えてくるから不思議です。

 プラネタリウムの中では最初に北斗七星を使った北極星の探し方、春の大三角などの説明や各種星座の紹介をしてくれました。また後半の30分間では「月にとどけ!ぼくの夢 ~月周回衛星「かぐや」の活躍~」 という番組が放送されました。こちらは全天周映画とは違い、スライド風の番組です。「かぐや」という月周回衛星があることは聞いたことがありましたが、具体的にこんな能力があるということは全く知りませんでした。

 多摩六都科学館は小学生低学年または高学年程度の子どもが一番喜びそうな展示物が多数ありました。一部、調整中の張り紙がはってある展示物も目立ちましたが、全体的には科学技術館に置いてあった展示物にひけをとらないものだったと思います。

 周辺の地図を掲載しておきます。


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コメント

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