地デジでは緊急地震速報が2秒遅れる

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地デジカ

緊急地震速報をご存じでしょうか。 緊急地震速報とは地震が発生した直後に地震が発生した震源地に近い地震計でとらえた観測データを解析して震源や地震の規模を推定するとともに、これに基づいて地震が伝わる各地での地震の到達時刻や震度を推定して素早く知らせてくれる仕組みです。緊急地震速報は、平成19年10月1日9時から一般用途に提供が開始されました。

地震が発生してから地上を伝わってくる地震波よりも先に電波などの手段で各交通機関、公共機関、家庭などに地震の到来を知らせてくれます。地震が発生してから情報が伝達されるので、これは地震予知ではありません。

従って、緊急地震速報が届いてから実際に地震が来るまでには数秒程度(長い場合でも十数秒から数十秒程度)しか無いことがほとんどです。また、震源に近い場所の場合には緊急地震速報が間に合わない場合すらあります。しかし、この数秒間をどのように活用するかによって、人間の生死に大きな影響があると言われています。

Yahoo!ニュースを見ていると、ビックリするような記事がありました。地上デジタル放送では地上アナログ放送と比較して2秒も緊急地震速報が遅れてしまうのだそうです。これはアナログ放送よりも約2秒遅れて画面表示される仕組みになっていることによります。


また、ワンセグ放送ではさらに遅れて、アナログ放送よりも3.85妙も遅れてしまうのだそうです。この遅れは地デジは情報量が多く放送局からは映像信号、音声信号を圧縮して送るため、これを解凍するために時間がかかってしまうのだそうです。方式上、仕方がないようです。

緊急地震速報については、下記のページで詳しく解説されていました。参考になります。

★気象庁 | 緊急地震速報について

この記事を読んでいて気になったのですが、緊急地震速報とは関係がないものの、地デジで時報を流すときにも、2秒遅れているのでしょうか。調べてみると、こちら(私的電脳快適論: アナログと地デジの時間差とGoogleの効用)のページに回答がありました。なんと、NHKの時報についてはアナログ放送では続けられているものの、デジタル放送では別の画面に差し替えてしまい時報については放送されていないのだそうです。確かにそういわれてみると、最近になって時報を見ていないような気がします。これには驚きました。

しかし、テレビの画面に表示されている時間の表示については遅れなく表示されるようにしています。色々と放送局では苦労しているのだと言うことが判りました。

コメント

  1. ゆうじん より:

    時報も駄目だお