SCE(ソニーコンピューターエンタテイメント)が発売する携帯型ゲーム機であるPSP(プレイステーションポータブル)が、3ヶ月連続でゲーム機販売の首位に立ったそうです。以前は任天堂DSにどうしても追いつかなくて厳しい時期がずっと続いていましたが、ここに来て逆転を果たしました。
ゲーム機販売部門ではPSPが約27万台、そしてニンテンドーDSライトは約16万台の売り上げです。一方で据え置き型ゲーム機ではWiiが約22万台、PS3は3万台となっています。携帯型ゲーム機ではPSPが順調なのに対して、PS3はまだまだ販売台数が上向かないようです。
この人気の秘密は、3月に発売されたプレーステーションポータブル用のソフト「モンスターハンターポータブル 2nd G」が売れていることが大きな要因になっているようです。従来はPSPはどちらかというとハード面の良さが際立っていましたが、これに良いソフトが組み合わさって、一挙に売り上げが上がったということなのでしょう。
確かに、最近、電車に乗っていると、PSPでゲームを楽しんでいる人をよく見かけるようになりました。DSは男性から若い女性にいたるまでいろいろな人が楽しんでいますが、まだPSPは若い男性が使っている場合が多いところはあるようです。もう少し、PSPでもソフトの幅が広がっていけば、もう少しいろいろな層にゲーム機を売ることができるかもしれません。
一方で、据え置き型ゲーム機の方ではWiiの圧勝が続いています。PS3もハードそのものは非常に良くできていて、オーディオ機器やビジュアル機器としてみても、立派な性能を持っています。こちらもあとは、どんなゲームソフトをそろえることができるかに売り上げがかかっているのだと思います。
ソニーは業績が急回復していて、株価のほうも上がってきました。ゲーム市場でも、SONYがもう少し主導権を取れるようになっていけば、もっと輝く会社になるのではないでしょうか。ソニーショックから完全に立ち直ることができたのか、今後が楽しみです。
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