avex（エイベックス）の株主総会&株主限定ライヴに行ってきました

　2008年6月22日に実施されたエーベックス(avex)社の株主総会および株主限定のシークレットライブに行ってきました。まずは株主総会までの様子を書きます。

　・平成21年の株主優待ライヴは「平成21年のavexの株主総会と株主限定ライヴ（シークレットライブ）」にまとめました。

　今回は新宿駅から埼京線に乗りました。新宿駅でもしも各駅停車しかこないようであれば北与野駅で下車し、そして快速電車が来た場合には赤羽駅で京浜東北線に乗り換えて、さいたま新都心駅まで行こうと思っていました。

　そして、新宿駅で来た電車は各駅停車です。この電車が大宮駅までは快速に抜かれずに一番早く着きますということだったので、この電車に乗って、北与野駅まで行ってしまうことにしました。北与野駅からだと、さいたまスーパーアリーナまでは少々歩くようですが、７分程度ということなので、そんなに大変ではないでしょう。

　北与野駅に着いたのは午前９時５分でした。受付開始までには少々余裕がありますが、もう行列は大変なことになっているのが明白なので、少々足早に向かうことにします。

　さいたまスーパーアリーナまでは北与野駅から向かう人は上の写真でも判るようにあまりいません。皆さん、さいたま新都心駅から向かう方が多いようです。

　そうこうしているうちに、ＮＴＴ東日本のビルが見えてきて、そこを過ぎると、「けやきひろば」に着きました。ここから見ると、何だか、さいたまスーパーアリーナを取り巻くようにして、ものすごい列が出来ています。列は、けやき広場の方にまで伸びていて、ディズニーランドとは比べものにならないほどの長い列になっていました。

　こんなに長い列が出来ていて、中に入ることは出来るのだろうかと一瞬は心配になりましたが、最後尾のプラカードを持った係員さんがきちんと立ってくれているので、たぶん、そこに並ぶことで中に入ることは出来るのでしょう。列の最後尾は、さいたま新都心駅方面から行くとちょうどたどり着くような位置にありますので、少なくとも朝は北与野駅を使うよりも、さいたま新都心駅を使った方が本当は良かったようです。

　最後尾に並んだあと、しばらくたったあとの周りの雰囲気は下記の写真のような感じでした。

　列は意外と早く前に進んでいきます。時間は９時１５分頃でしたが、既に受付が開始されていたのかもしれません。列は最初は２人が横一列になって進んでいましたが、途中からは４人で横一列になったり、また細いところでは２人で横一列になったり一定ではありませんでした。

　けやきひろばの方に行って折り返したあと、さいたまスーパーアリーナの埼京線・新幹線寄りの通路をずっとアリーナの裏側まで回り込んでいきます。そして、アリーナの裏側にたどり着くと、そこからはクラリオンのビルなどを眺めながら、今度はアリーナから見ると京浜東北線側へと回り込み、そして先ほどの正面玄関（Ｃゲート）の方へ回り込み、そして正面から入るような順路をとっていました。結局、列の最後に並んだのは９時１５分頃で、ロビーに入ることができたのは１０時２０分頃だったと思います。

　この広いロビーの部分はコミュニティアリーナと呼ばれていました。ここには階段で下りていくのですが、いったん階段の下のところで足止めになります。そして、受付があいた頃を見計らって、受付へと案内されます。受付に行くと、議決権行使書と引き替えに株主出席票という首からかけるようなものを貰いました。付添の人にも同様のものの色違いのものがあります。番号は６０００番台でした。

　続いて、今度はライブの指定席券と引き替えて貰うための列に並びます。こちらは列の長さがたいしたことはないので、すぐに引き替えることができました。株主出席票の下にライブ指定席券の引換券が付いていますので、こちらを切り離して渡します。指定席券は下の写真のようなものが貰えます。

　今回は２００レベル、４列、３２５番という場所になったようです。アリーナ席の後ろの方よりは、両脇のスタンド席の方が良いと思っていたので、もしかすると良かったのかもしれません。携帯電話で下記のサイトを確認してみたところ、下手側の２階席、中間程度の場所のようです。

　★さいたまスーパーアリーナ -座席解説-

　付添の人は株主総会の会場の中に入ることは出来ません。そこで、指定席券を１枚渡して、そのままコミュニティアリーナで待っていて貰うことにしました。１０時３０分くらいに別れて、私は株主総会の会場へと入っていきます。株主総会のときは座席については自由席なのだそうです。アリーナの前から２つ目のブロック、中央から見て真正面の席を陣取りました。

　会場内はアリーナ席はいっぱいですが２００レベルの席はかなりあいています。株主総会への出席者数は昨年の実績を2872人上回る8910人となり過去最多の出席者数になったそうです。またこの記録は国内の株主総会の中でも最も大きな総会になったとのことでした。史上最大の株主総会に立ち会えたというのも何だか複雑な心境です。

　１１時になると時間通りに株主総会は始まりました。前の幕があくと、そこにはエーベックスの役員の方々がズラッと並んでいます。そして、松浦社長が議事進行を始めました。報告年度の事業報告については、avexらしく、映像コンテンツで説明をしています。ＣＤやＤＶＤといったパッケージコミュニケーション事業は昨年度比で低調になっているのに対し、コンテンツ配信ビジネスを進めるネットワークコミュニケーション事業は好調な結果でした。これからはＣＤやＤＶＤといったものを購入する人はどんどん減っていって、コンテンツ配信ビジネスにどんどんシフトしていくのでしょう。

　一通りの事業報告が終わったあと、決議事項の説明、そして予め寄せられていた質疑事項３問に対する回答が行われました。ここからが、いよいよ来場した株主から質疑応答を受け付ける時間です。

　最初のうちはそんなに手が上がっていなかったようですが、徐々に手を挙げる人が増えていったような気がします。

　・ROEが非常に低いが上場企業であれば１０％程度を目指さなければいけないのではないか
　・なぜ今回の会場は「さいたまスーパーアリーナ」にしたのか
　・浜崎あゆみはa-nation08で二日しか出演しないようであるがなぜか
　・税金等調整前当期純利益が５３億円なのになぜ４２億円も税金を引かれるのか
　・海外のパートナー企業の株価が下がり評価損が多く出ているのは何故か

　といった質問が次々に出てきました。ROEや税金の話しなどは非常に丁寧に担当役員の方が回答されていたので、少し経済の勉強になってしまいました。なかなか質疑の際に当てられることがなく、質疑の際に「議長」と何回も叫んでいるような株主がいたのは少し気になりました。また、私の２つ前の席には、avexの関係者と思われる少し怖そうな人が４人くらい並んで座っていたのも、迫力がありました。

　１２時２０分頃になっても質問が途切れる様子がないので、議長から、あと３件の質問を受けますと宣言をしたあと、３人の株主からの質問を受け付け、質疑応答の時間は終わりました。そのあとは採決をして、無事に株主総会は完了しました。終わったのは１２時３０分頃だったと思います。（日経新聞の記事を見てみると、株主総会に要した時間は１時間３６分だったようです）

　壇上に並んでいた役員の皆さんはほっと一安心といったところでしょうか。

　客席の株主は、シークレットライブに参加する株主については、そのまま席に座って待っているように告げられます。しかし、ほとんどの株主の人はいったんは会場から外のコミュニティエリアに出て行ったようです。付添の人と会うためなのでしょう。そのため、廊下などはとんでもない混雑になっているようだったので、私はそのまま会場の中で待つことにしました。携帯電話で指定席に来るように連絡します。コミュニティアリーナから会場の中に入ってくるのも大変だったようで、１０分ほどかかって中に入ってきました。そのまま、ライブが開始されるのを待ちました。

　続いて、シークレットライヴの模様は下記のページへと続きます。

★avex（エーベックス）の株主総会&株主限定ライヴに行ってきました　その２

【2009/06/13追記】

（平成２１年に実施される株主限定ライヴに関しては、「avexから第22期株主総会と株主限定ライヴの案内が来た」で紹介しています。