日経新聞の記事によれば、大手の家電量販店が、店頭に展示してある家電商品の電源を切るなどして、節電を進めるそうです。
たとえば、ビックカメラやケーズデンキであれば、展示中の薄型テレビや照明機器の電源を切っておいて、お客さんから要望があったときのみ、電源を入れるという形で運用するそうです。
確かに、薄型テレビの販売コーナーに行くと全部のテレビに電源が入っていて、簡単に画質を比べられるようになっています。
これはこれで便利なのですが、あれだけたくさんのテレビが並んでいると、常に全機種の画面を見比べるようなことをするわけではないのも事実です。売れ筋のテレビさえ、電源を入れておいて貰って、本当に購入したいときには、比較したいテレビの電源を入れて貰えれば十分だと思います。
家電売り場のテレビの電源を切ると、節約できるのは、そのテレビが消費する電力だけではありません。その消費された電力が熱に変わるので、特に夏はこの熱を下げるために、より多くの冷房をしなければなりません。従って、特に冷房を使う期間については、テレビや照明機器の電源を切っておくことは、節電や温暖化防止に効果があるはずです。
コンビニエンスストアの夜間営業を巡っては、賛否両論が色々と議論されていますが、今回の家電量販店の節電のような部分は消費者にとってあまり困らない範囲で温暖化防止につながるようなところが、まだまだ身の回りにあるかもしれません。
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