今更感がありますが、4GBのWindwos Ready Boost対応のUSBメモリを購入したので、実際に試してみました。楽天市場で調べてみると、非常にたくさんのUSBメモリが扱われています。値段も数百円からそろえられていて、試してみるためのハードルはどんどん下がってきました。
この技術ですが、ハードディスクへのキャッシュを外部メモリにも記録することで、読み込みを高速化してくれる技術です。
利用の仕方は簡単です。Windows ReadyBoostに対応したUSBメモリをUSBソケットに差し込みます。このReadyBoostに対応していることが重要です。昔の入出力スピードが遅いUSBメモリでは、Windows readyBoostのメディアとして使用できない場合があります。
そして、エクスプローラーを立ち上げて、そのUSBメモリが認識されたドライブレターのドライブのところで右クリックをして、プロパティを選択します。そして、「Ready Boost」というタブを選択すると下記の画面が表示されます。
この画面で、「このデバイスを使用する」というところのチェックボックスをONにして、システム速度のために予約する領域を指定、そして一番下の適用、またはOKをクリックすれば、設定が始まります。USBメモリにかなりの勢いでアクセスをして、5分くらい設定作業が行われていました。この間はUSBメモリを取り外してはいけません。
今回、Windows ReadyBoostを試してみたパソコンはレノボのTHINKPAD R61eというパソコンでメモリは2GBを搭載しています。
VISTAを快適に使用することができる環境ではあります。この環境でWindows ReadyBoostを使用すると、どの程度の効果があるのかを体感してみたかったのが、今回の実験の目的です。
実はメモリが多めに搭載されているパソコンでは、ReadyBoostに似た機能である、Windows SuperFetchにより、メインメモリにキャッシュされるような機能も実装されています。したがって、USBメモリでわざわざReadyBoostを使わなくても十分に高速化されている可能性があります。
一通りの設定も終わって、実際に使用してみました。Windowの切り替えやアプリケーションの立ち上げは、少々高速化されたような感じはします。特にデメリットは無さそうなので、このまましばらくの間は使い続けて、効果を確かめていこうと思います。
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