最近、気がついたのですが、インターネット上で提供されている無償の地図で目的地を検索したあとに、その場所をクローズアップしていくと、建物の名前までもが判るようになりました。さすがに住宅地図のように個人の家の住人までは判らないですが、建物の名前が判るだけでもずいぶん便利になります。
たとえば、地図画面を表示したうえで「+」ボタンを押してズームアップしていってみると、ビルの名前が表示されるのを確認できるかと思います。
こんなに便利になったことがネットでどんな話題になっているかをあわせて確認してみました。すると、提供元の会社からブログで今回のアップデートに関する記事が7月22日に発表されていました。
★Google Japan Blog: Google Mapsで建物の名前が詳しく見られるようになりました
ネット上で無償で公開されている地図がここまで便利になってしまうと、書店で並んでいる地図は徐々に売れなくなってしまうのではないでしょうか。
【2024年7月26日追記】
このエントリーを公開してから15年以上が経過しますが、今となっては地図はネットで無償で提供されているものという価値観が当たり前になってしまいました。各道路の周辺の写真まで見ることができるストリートビュー、鳥観図が見られるサービスなど、本当にネット上の地図の進化は留まることを知りません。
クルマに乗っているときに重宝するカーナビについても、地図を最新版に更新するのは有償というパターンが過去は多かったのですが、今となってはYahoo!カーナビなど無償で使いやすいカーナビアプリで、常に最新版の地図を使って道案内をしてくれるようになったので、何十万円も払って設置していたカーナビはいったい何だったんだ?という雰囲気になってきています。
しかし、ゼンリンが地道に調査をして作っている表札の名前まで判る住宅地図は無償で提供されるようなことはなく、今でも有償で販売されています。このような特別な付加価値が付いている地図でないと有償で販売するのは難しくなってきているのだと思います。
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