iPhoneにインストールすることが出来るアプリケーションについては、app storeで多数公開されています。
こちらに公開されているアプリケーションについてはすごい勢いで伸びていて、アップル社にとっても売り上げ増に貢献しているようです。このapp storeではときどき、登録・公開されているアプリケーションが削除されることがあります。
もっともネット上で話題になったのは、netshareというアプリケーションです。このアプリケーションをiPhoneにインストールすると、iPhoneをモデムとして使用することが出来るようになるという優れものです。
具体的には、iPhoneをSOFTBANKなどの3G回線に接続しておき、そして無線LAN機能を使ってパソコンと接続することにより、パソコンから3G回線が利用できるようになってしまいます。
これはさすがに、通信事業会社から見れば想定外の回線の使い方ということなのでしょう、公開されたあとにすぐに公開中止になりました。このアプリケーション自体が一時期でも公開されたことのほうが驚きだと思います。
そして、最近ではiPhoneにデフォルトで入っているメールアプリケーションと機能が似ているということで、「MailWrangler」というアプリケーションがapp storeから削除されたのだそうです。
★「iPhone」の便利なツールがまたもやApp Storeから削除:モバイルチャンネル – CNET Japan
このメールアプリケーションについてはデフォルトのメールアプリケーションには付属していない機能もついていて便利そうなのですが、なぜ、標準アプリと機能が似ているという理由で、storeから削除するという厳しい対処を実施することに至ったのでしょうか。少々、理解に苦しくところではあります。
app storeそそのものはアップル社が運営しているので、アップル社から見てあまり適切ではないと思われるアプリケーションについては審査が通らなかったり、審査が通った後に公開が中止されたりということが実際に発生しています。なんとなく、教科書検定みたいな感じがして、クローズなムードが漂っています。
自由な世界に飛び立つためにはjailbreak(脱獄)して、ネット上で配布されているアプリケーションを自由にインストールすることが出来るようになる技もいろいろ紹介されていますが、もしこれで本体が故障する等のことがあると、無償修理が効かなくなるという危険もあります。
もう少し、app storeで配布されるアプリケーションの基準が緩和されると嬉しいのですが、実際には難しいのでしょう。
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