MP3プレーヤーで難聴になる可能性増大

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ipod classic

 欧州連合(EU)がMP3プレーヤーを使うことで難聴になる危険性が増大するという警告を発表しました。MP3プレーヤーを大音量で長期にわたって利用すると聴覚を失う可能性が高いと呼びかけています。

コラム

2006年には米国の男性が、米アップル社の『iPod』は難聴を引き起こすおそれがあるとして訴訟を起こしています。その訴状によれば、「1日28秒以上聴き続けると聴覚に障害が生じるという115デシベル以上の音量を出せる製品であるにもかかわらず適切な警告を表示していない」として、損害賠償と、製品の改善を求めています。

 具体的には、89デジベル以上で週に5時間音楽を聴くだけでも、早ければ5年で聴覚を永久に失う可能性があるとしています。この89デジベルという音の大きさがどんな大きさなのかが、新聞記事を見る限りはよく判らないので、ちょっとネットで情報を調べてみました。

 すると、こちら(dBデシベルの話し 音の大きさ)のサイトに下記の情報がありました。

120デシベル ・飛行機のエンジンの近く
110デシベル ・自動車の警笛(前方2m)・リベット打ち
100デシベル ・電車が通るときのガードの下
 90デシベル ・犬の鳴き声(正面5m)・騒々しい工場の中・カラオケ(店内客席中央)
 80デシベル ・地下鉄の車内・電車の車内・ピアノ(正面1m)
 70デシベル ・ステレオ(正面1m、夜間)・騒々しい事務所の中・騒々しい街頭
 60デシベル ・静かな乗用車・普通の会話
 50デシベル ・静かな事務所・クーラー(屋外機、始動時)
 40デシベル ・市内の深夜・図書館・静かな住宅の昼
 30デシベル ・郊外の深夜・ささやき声
 20デシベル ・木の葉のふれあう音・置時計の秒針の音(前方1m)

 犬の鳴き声を正面5メートルの位置で聞いたときの音量と言われても、あまりピンと来ません。カラオケの店内客席中央というのは想像が付きますが、確かに五月蠅い感じがします。

 これほどの音量ではMP3プレーヤーで音楽を聴いていないとは思いますが、音量を絞って、ちょっと控えめに聞いていきたいと思います。

 難聴になることを防ぐための対策については、こちらのサイトがとても詳しく紹介しています。

【2024年7月26日追記】

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ノイズキャンセリング機能付きのイヤホン

 最近、ノイズキャンセリング機能付きのAnker製のイヤホンをいただく機会がありました。このイヤホンを使ってみると、周囲の騒音をかなり消してくれることに驚いてしまいました。周囲の騒音が少なくなると、音楽のボリュームを絞ってもクリアーに音楽を聴くことができます。これならば難聴対策にももってこいだと納得しました。技術の進歩で身体の機能を守ってくれるとても良い例だと思います。

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