アップルからiPhone用の新しいバージョンのOSが20日から公開されました。バージョンは2.2になります。今回のバージョンアップによって、下記の点が修正されました。
・マップ(Google Map)の機能強化(Google Street View)
・メール機能の強化(メールのフェッチに関して、原因が特定された問題を修正。横幅の長いHTMLメールのフォーマットが向上)
・一部ユーザーがWPAで保護された無線LAN環境に接続できない問題の修正
・Safariの安定性およびパフォーマンス向上
・iTunes上において、Podcastをダウンロード可能に
・いずれかのホーム画面表示時にホームボタンを押すと、最初のホーム画面に移動するようになった
・キーボード設定の自動修正機能(オン/オフ)
さっそく、手持ちのiPhoneをパソコンに接続し、iTunesを起動後にソフトウエアの更新確認をしてみると、新しいOSを見つけてくれました。そのままバージョンアップを指示します。ダウンロードやバックアップのプロセスなどが順番に進んでいき、バージョンアップにはかなりの時間が必要なので、余裕があるときに実施することをお薦めします。
実際にバージョンアップをして使ってみた印象ですが、まずはウェブブラウザのSafariを縦型に使っているときにURLを入力する欄の横にグーグル検索をするための小さなキーワードを入れるための入力ボックスがつきました。
そして、グーグルストリートビューも試してみました。PC版とは少し操作方法が違います。左下のページがめくれているようなアイコンをタッチするとピンをドロップという選択肢があります。自分がストリートビューを見たいところでピンをドロップし、そして人の形をしたアイコンにタッチすると、ストリートビューを見ることが出来ます。なんだか非常にリアルな写真が表示されるので、驚いてしまいます。パソコンでは見慣れてきましたが、iPhoneで見ると新鮮な感じがします。
今回はソフトバンクの孫社長がアップルに特別にお願いして実装して貰ったという絵文字機能が目玉になっていますが、私自身はメールに絵文字を使いませんので、こちらはまだ試していません。絵文字を使えるようにするためには、[設定]→[一般]→[キーボード]→[各国のキーボード]→[日本語]→[絵文字]をONにする必要があります。
またSafariの安定性向上も間違えなく実施されています。今までは色々なWEBサイトを見て歩いていると、ブラウザがクラッシュしてしまうことがよくあったのですが、アップデートしてからはまだ落ちていません。また、メールで未読をチェックしに行く速度も上がったと思います。
日本の携帯電話を使っているときには、ブラウザが落ちたりする場面はまず見ることが出来ないほど品質が安定しているのですが、ある意味、iPhoneのブラウザはとんでもなく品質が悪いのではないかと目を疑いたくなることがよくあります。しかし、なんだかiPhoneだと許せてしまうところがおもしろいところです。やはり、日本の携帯電話とは違う何かの魅力があるのでしょう。
しかし、日本の携帯電話ではOSのアップデートというのは滅多にお目にかかることはありません。1回、携帯電話を購入すると、初期に付いていた機能がバージョンアップによって多機能になっていくこともまずありません。その点、iPhoneはバージョンアップを繰り返す中で安定性が向上したり機能が増えたりするところが本当にすばらしいと思います。今後の機能追加に更に期待したいと思います。
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