パナソニックが三洋電機を買収交渉?

当サイトの記事には広告が含まれます

 日経新聞の記事でパナソニックが三洋電機を買収交渉するという報道が出ていました。三洋電機は経営再建中の会社ではありますが、eneloopをはじめとする充電式電池、太陽電池などでは非常に強みを持っている会社です。

 まだ、今のところはパナソニック側に買収の意向があるという方針があることがリークされただけで三洋電機側の意向が判らないので、この買収が成立するのか否か今のところはよく判りませんが、もしも実現すればお互いの強み、弱みが補完されて、おもしろい会社になるのではないでしょうか。年間売上高は11兆円になるそうです。

 週明けからの三洋電機の株価がどのように推移するかが気になります。

【2013/12/14追記】

 結局、パナソニックはSANYOを買収しました。その後、SANYOのブランドを何となく悪い方向に持っていってしまっている気がします。SANYOが育ててきた充電池のブランドであるeneloopも目立たないようなロゴになってしまい、一時期は話題になっていました。

新たなエネループのデザインで波紋広がる | 臨機応変

panasonic-eneloop

 パナソニックによりSANYOが育んできたものが徐々に消えていくことは悲しいことだと思います。

【2021/05/25追記】

スポンサーリンク

NHKの「プロジェクトX」

 戦後、工場の閉鎖で職を失った人たちが工場を買い取り新しく三洋電機を作った新社長のもとで洗濯機を開発することで起死回生する物語がプロジェクトXで特集されていました。

 この新社長というのは松下幸之助の義弟で松下電器産業の設立にもかかわった同社専務取締役だった井植歳男がGHQの公職追放の指定に伴い松下を退社、その後、1949年に三洋電機株式会社を設立しました。

 消費者の視点で安く良い洗濯機を作り、当時は販路がなかったので、自転車屋に洗濯機をプレゼントし、主婦に洗濯機を使ってもらえるように18ページの分かりやすい洗濯マニュアルを作りと色々な手を使って家電時代の扉を開けて行きました。

 現在はパナソニックグループの機能子会社となっていますが、ぜひ今後も魅力的な製品を社会に出していってほしい会社です。

コメント