平成21年1月1日の朝8時59分59秒の次は、8時59分60秒になり、それから9時00分00秒になります。この8時59分から9時にかけての1分が61秒になります。
これを「うるう秒」というそうです。うるう秒に関しては、こちら()のページで詳しく解説されていましたので引用します。
かつて、時刻を決めるためには、地球の公転・自転に基づく天文時が使われていましたが、現在では、原子の振動を利用した原子時計をもとに決められるようになり、非常に高精度なものとなっています。このため、逆に天文時に基づく時刻との間で、ずれが生じるようになりました。そこで、原子時計に基づく時刻を天文時と0.9秒以上ずれないように調整を行った時刻を世界の標準時として使うことにしています。今回の「うるう秒」の調整も地球の公転・自転に基づく時刻とのずれが0.9秒に近づいたために行われるものです。なお、最近では3年前の平成18年(2006年)1月1日にうるう秒の挿入を行いました。
この貴重な8時59分60秒という時刻を見る方法は無いのかという興味深い記事がありました。
★「8時59分60秒」を見に行こう | エキサイトニュース
家にあるような時計では8時59分60秒を見ることは出来ないようで、日本の中では4カ所にしか無いそうです。東京都では小金井市のNICT本館の時計の1カ所になります。さっそく、ホームページで調べてみたところ、平成18年に「うるう秒」を挿入したときの模様を公開するページがありました。
ホームページでも見ることが出来るようなのですが、こちら(JST Clock)のページでしょうか。
テレビ局の時計ではセイコータイムシステムという会社の技術が採用されていて、8時58分0秒から8時59分40秒にかけての100秒間、各1秒を1/100秒長くすることで1秒を挿入するのだそうです。たぶん、普通の人が見ていても気がつくことは無いのでしょう。
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