事故を起こしてしまったときに、その事故にかかわった人が必ずしも正確な状況を覚えているとも限りませんので、事故の責任割合を決めるときには、現場検証の結果や証言などをもとに決められていきます。
事故の証言者としてのライブレコーダーの役割
しかし、そんなときにドライブレコーダーを設置しておくと、事故が発生したときの正確な状況が記録される可能性が高まり、事故の検証が容易になります。以前はタクシーのドライバーさんなど、プロ用途で使用されるイメージが強かったドライブレコーダーも、今では非常に値段が安くなってきて、簡単に購入ができるようになってきました。
まずは、どの機種を購入すれば良いのか判らないので、楽天市場のランキング市場でどんなドライブレコーダーが売れ筋になっているのかを確認します。やはり売れている商品であれば、失敗が少ないのではないかという感じがします。
ここで商品を研究していく中で、大きく分けて2種類の商品があることが判りました。
ドライブレコーダーの種類
一つは、事故が発生し衝撃を検知した何秒か前から何秒かあとまでだけを保存してくれるタイプと、もう一つは常時録画をし続けていき、メモリがいっぱいになってしまったら、また古いファイルから上書きをしていくタイプの商品です。
前者は小さな衝撃だった場合などは、画像が記録されていない可能性がありますので、強制的に録画をするためのボタンがついています。たとえば、下記のような商品があります。
この商品は値段が3万円以上しますが、さらに廉価な商品もあります。
後者の商品については、1万円以下の値段で購入することが出来ます。常時録画タイプの商品の3万円前後してしまうので、まずは最初の取っ掛かり用として、1万円以下の商品「番兵ちゃん BP-5000」を購入してみました。
衝撃前の10秒間と衝撃後の5秒間を記録することが出来ます。また、本体内のメモリーに保存されたファイルは、USBメモリーを差し込んでダウンロードボタンを押すことでファイルをコピーすることが出来ます。
このダウンロードしたファイルについては、残念ながら一般的な形式の動画ファイルではありませんので、専用のプレーヤーをパソコンにインストールする必要があります。このプレーヤーについては、商品と一緒にCD-ROMが入ってきますので、こちらからインストールをすることが出来ます。実際に自分で撮影した映像を見てみましたが、この値段の割には画像は見やすくて、良いのではないかと思います。(前の車のナンバープレートを見ることが出来るまでの解像度は無いようです)
今日はこのドライブレコーダーを設置して、実際に中央自動車道なども走ってみました。もしも、何らかの事故に巻き込まれたとしても、このドライブレコーダーがそのときの映像を記録してくれるという安心感は確かに高いと思います。1万円以下で購入できるのであれば、購入しても損は無いように思います。
今後、ドライブレコーダーについては、さらに解像度が上がっていき、また内蔵されているメモリ量についても上がっていくものと思われます。そのときには、またドライブレコーダーの買い換えを考えたいと思います。
【追記】
画質は及第点
デフォルトの設定だと、強くブレーキを踏み車体がガクンとなるとドライブレコーダーが作動しますデフォルトの設定でちょうど良い程度だと思います。ちなみに、どの程度の衝撃で作動させるかについては、商品に付属しているソフトウエアで偏光することが出来ます。
画質については高画質!とまでは言えませんが、車体が進む方向の周囲の状況についてはきちんと録画されているので、もしも事故が発生した際に相手の車体がどんな挙動をしていたかは十分に識別することが出来ます。ナンバープレートについては何とか大きな数字の部分は読み取れるかもしれないという程度です。
番兵で撮った画像をflv形式に変換しました。オリジナルの画質よりも劣化してしまっていますが、雰囲気は十分に理解いただけると思います。
【2009/04/10追記】
常時録画型のドライブレコーダーが人気
事故が起こった瞬間の前後数秒だけを記録するタイプのドライブレコーダーよりも、常時録画型のドライブレコーダーに人気が集まっているようです。やはり、大事な瞬間が録画されている可能性が高まる点が人気の秘密のようです。楽天市場のランキングなどを見ると、常時記録型のドライブレコーダーの中でも「あんしんmini」は人気が高いようです。
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