交通事故の件数はここ数年はずっと減少傾向で昨年は54年ぶりに交通事故による死者の数は5000人台になったそうです。シートベルトの着用が後部座席も含めて義務化されたことや、道路が整備されてきていること、そして飲酒運転などへの罰則が強化されていることが大きいのではないかと思います。
埼玉県警が2008年に発生した県内交差点で発生した車と歩行者の事故を分析したところ、左折車による歩行者の巻き込み事故に比較して、右折車による歩行者の巻き込み事故は実に7倍にも達するのだそうです。
左折時には対向直進車の存在を心配することなく、オートバイなどの二輪車の巻き込みがないか、そして横断歩道を渡っている歩行者はいないかということに注意を払うことが出来るのですが、右折のときには対向直進車が途切れるタイミングを狙って右折しなければいけません。
また、右直事故も頻繁に発生するため対向直進車の物陰に二輪車などが隠れていないかということ気になります。さらに、後ろに車が並んでしまったりしていると、早く曲がって後ろの車を先に通してあげなければいけないとなお焦ってしまいます。
そして対向車が途切れたわずかなタイミングを狙って右折すると、見落としていた歩行者が急に視界に現れたということになってしまうようです。また、横断歩道をどちら向きに歩いている人を見落としやすいかというと、ドライバーから見て左から右へ横断する歩行者のほうが事故にあう確率が多いそうです。
私も今日運転しているときに右折時に「ハッ」としたことがあったので、気になって右折事故に関する記事を色々探してみました。やはり交差点での右折というものも危険なものなのだと再認識した次第です。
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