ワープロソフトの一太郎や日本語変換プログラムのATOKなどで有名なジャストシステムが、昨日、キーエンスという会社と資本業務提携すると発表しました。キーエンスという会社は、あまりなじみの無い会社ですが、ファクトリーオートメーション用のセンサーで大手の会社だそうです。
ジャストシステムについては一太郎やATOKなどに並んで、xfyというソリューションを新しい軸に据えて売り上げを伸ばそうとしていましたが、昨今の景気状況もあり苦労していたようです。2009年3月期の決算でも19億円の最終赤字を計上していました。今回の資本業務提携にともなって、第三者割り当てによる新株を発行し、キーエンスが45億円分を引き受ける形になります。これによりキーエンスは株式の43.96%を持つことにより筆頭株主になります。
ジャストシステムの株式といえば、最近の株価の動きは非常に不思議な動きをしていました。1ヶ月ほど前から急に株価が上がってきています。
私自身も一太郎をMS-DOS上で動かしていたときからのジャストシステムのファンなので、この会社の株を持っています。特に株主優待もあてにしていました。詳細はこちら(JustSystemの株主優待券が来た)のエントリーをご覧ください。ジャストシステムの製品を購入すれば3000円分の還元があります。
しかし、Yahoo!ファイナンスで調べてみると、ジャストシステムに関する株主優待の記載が無くなってしまいました。株主優待も無くなってしまったのでしょうか。調べてみると、2008年12月12日付でやはり株主優待は廃止されたようです。
キーエンスと提携することで今後の戦略にどのような変化が出てくるのかが気になるところですが、やはり日本語の解析技術などに特化した製品を今後も発売していって欲しいと思っています。
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