NTTドコモが5月22日に発売を開始したばかりのN-06Aについて、一時販売を停止すると発表しました。ケータイWATCHの記事によれば、NTTドコモの販売店に問い合わせたところ、発売日5月22日の午後7時頃にドコモから不具合による販売中止の連絡が入ったそうです。かなり急な意志決定が行われたようです。
N-06Aは810万画素の高性能なデジタルカメラが内蔵されていたり、無線LANに接続できる機能などが搭載されています。販売初日に発売を停止するのは異例の事態だということです。N-06Aでiモードのサイトに接続するとサイト側との連携を正常に出来ずに正しく動作しない現象が発生する場合があるそうです。原因は携帯電話に内蔵されるソフトウエアの不具合と見られていますが、詳細については調査中です。
また、NTTドコモは同じNEC製の新しい携帯電話であるN-08Aを5月28日から販売する予定でしたが、こちらも発売を延期することを決めました。
N-06Aについては販売初日の5月22日に既に約1500台もの端末が売れたそうです。これらの既に売れてしまった端末については、後日のソフトウエアアップデートによって不具合を修正する予定になっています。
NTTドコモのホームページを見てみると、既に発売中止のお知らせが掲載されていました。
この度、弊社の携帯電話「N-06A」において、iモード接続時の不具合が確認されましたので、販売を一時見合わせさせていただきます。なお、本事象に伴い、本日発表いたしました「N-08A」の販売開始日につきましても、5月28日から延期となります。「N-06A」の販売再開及び「N-08A」の販売開始時期については、別途お知らせさせて頂きます。お客様にはご迷惑をおかけすることとなり、大変申し訳ございません。深くお詫び申し上げます。
また、日本電気でもお知らせが掲載されています。
★「docomo PRIME series N-06A」の一時販売停止及び「docomo STYLE series N-08A」の販売延期のお知らせ | NEC mobile
携帯電話に内蔵されているソフトウエアについては、度重なる機能追加により、かなりの規模になっているということも聞きます。また、携帯電話のモデルチェンジは非常に頻繁に行われているので、そのソフトウエアにバグが混入していないかを確認するための試験は相当困難な状況になってきているのではないかと思います。今後の携帯電話の内蔵ソフトウエアについても、ソフトウエア開発に伴う品質管理に対して、より焦点が当てられるのではないかと思います。
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