5月23日(土曜日)は朝の9時半から10時半頃までが干潮で、その前後2時間ほどが潮干狩りの出来る時間帯になっているようです。また、天気も比較的良いようなので、久しぶりに子どもを連れて潮干狩りに行ってみることにしました。ちなみに潮干狩りがいつ出来るかは下記のページで確認することが出来ます。
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潮干狩りをするにはどこに行けば良いのでしょうか。神奈川県にある「海の公園」では無料で潮干狩りが出来るらしいのですが、非常に混雑するので、かなり朝早くから行かなければいけないということをテレビで紹介していました。ちょうど、ゴールデンウイーク期間中でもあったので非常に混んでいたのかもしれません。ちょっと、海の公園は厳しそうなのでほかの海岸を探してみることにします。
そして次の候補としてあがったところが、千葉県木更津市の近辺にある海岸です。木更津は潮干狩りのメッカで色々なところで潮干狩りが出来るようです。少し調べただけで下記の海岸が見つかりました。
- 木更津海岸(木更津漁業協同組合/潮干狩りは木更津海岸へ)
- 江川海岸(江川海岸)
- 久津間海岸(木更津市久津間海岸潮干狩場)
- 金田海岸(金田漁業協同組合~あま海苔のしおり)
- 牛込海岸(牛込漁業協同組合)
色々と比較をしてみると、木更津海岸は電車で行くのには良いようですが、自動車で行くと潮浜公園脇駐車場というところに停めなければいけないようで不便そうな感じがしました。土日は送迎バスが出ているようですが、もう少し、駐車場と潮干狩り場が近いところを探してみます。そんな比較の中で見つかったのが、牛込海岸です。
現地には8時までに着いておきたいところです。逆算して、自宅は午前6時に出ることにしました。カーナビに「牛込海岸」と指定しても残念ながらポイントとして意識をしていないようです。仕方が無いので住所「千葉県木更津市牛込1432-2」で指定しました。
高井戸から首都高4号線に乗ったのですが、途中、三宅坂ジャンクションの手前で2Km程度の軽い渋滞にあった以外は、湾岸線を経由してアクアラインの入口となる浮島ジャンクションに着きます。
ここからアクアラインに入ってみると、海ほたるの数キロ前から渋滞になっていました。渋滞とは言っても、動いたり止まったりというほど酷い渋滞ではなく、だいたい、20Kmから40Km程度の間で動き続けることは出来ました。海ほたるに向けて上り坂になりますが、この辺が渋滞の先頭だったようです。上り坂で無意識に速度が落ちてしまうので、そこを先頭にした渋滞が発生してしまうのでしょう。やはり、この時間帯に自動車が多いのは、潮干狩りに行く人が多いということでしょうか。潮干狩り場がどんなことになっているのか少々気になります。
海ほたるで一服していくお客さんがやっぱり多いようで、海ほたるを抜けると道は比較的空いていました。そして、木更津金田インターチェンジでアクアラインから一般道におります。あとはカーナビの案内と立て看板を見ながら進んでいくと簡単に牛込海岸の駐車場まで行くことが出来ました。到着は午前7時45分頃です。
さぞかし駐車場は混んでいるだろうと覚悟をして行ったのですが、意外にも駐車場では、かなり海岸に近い位置に停めることが出来ました。まるでディズニーランドの駐車場のようにたくさんの漁協の人が手際よく駐車場所を指定してくれるので、特に困ることはありませんでした。駐車場は1000台停められると書いてあったのですが、確かに広大な土地がありますので、これならばかなりの車が来ても大丈夫そうです。
そして、ビーチサンダルに履き替えたり、バケツを取り出したり、潮干狩りを始める準備をします。準備が出来たら、受付に行って手続きをしました。大人は2Kgまでの貝をとることが出来て1400円、子どもは1Kgまでの貝をとることが出来て700円です。
ところで、この料金というのはどんなものなのでしょう。「あさり」の相場自体をよく知らないので、楽天市場で探してみました。すると、1Kgで1000円から1500円くらいで売られているようです。
とすれば、2Kgで1400円というのは、だいたいそんなものなのでしょうか。とは言っても、往復の交通費のことまで考えると、完全に潮干狩りでとった「あさり」は割高になってしまいますが、子どもと潮干狩りをしたという思い出が残るのは、お金には換えられないものになるのでしょう。
今回、熊手を準備できなかったので、受付で「熊手はどこで買えますか?」と聞いてみました。すると、1本50円でレンタルできるということだったので、子どもの分とあわせてレンタルすることにしました。事前の勉強では、レンタルは団体客専用ということだったのですが、個人客にも貸してくれるようです。
まだ、干潮の時間までには間があるので、そんなに砂浜は現れてきていませんが、それでも既に潮干狩りを始めている人がたくさんいます。結構、沖の方まで行っている人がいますので、遠浅の浜辺になっているようです。
どんどん沖の方にまで出て、まだ誰も掘っていないような場所を熊手で探ってみました。砂の感触しかないところには、どんなに探しても貝はほとんどいないようですね。そして、ガリッという感触があった場所には運がよいとたくさんの貝が出てきます。特に海藻がはえていてその周りに貝殻がたくさんあるような場所には、まとまって「あさり」がいるような感じがしました。一回、あさりがたくさん棲んでいる場所を見付けられると、そこを横方向に掘り当てていくと、どんどん貝が出てきたりします。潮の流れが良い場所に貝はいるようなのですが、確かに多少の段差になっていて潮の流れがあるような場所はたくさん貝が見つかるような気がします。
1時間30分くらい貝を掘っていたら、もうバケツ半分くらいの量になってしまいました。無料で採ることが出来る制限である3Kgがいったいどの程度の量なのかがよく判りません。簡単な秤をもってくれば良かったと、少し後悔しました。
このくらいの時間になると、干潮の時間に近づいてこともあって、かなり砂が表面に現れてきています。また、潮干狩りを楽しむ人の数も非常に増えてきました。それでも、潮干狩り場が非常に広いので、芋洗いというほど酷い感じにはなりません。これならば、混んでいるときにものんびりと潮干狩りを楽しめそうです。
中腰の姿勢でいるのはかなりきついです。周りの人を見てみると、100円ショップで売っているような折りたたみ椅子をもってきていたり、雪ぞりをもってきていたり、色々と工夫をされているようです。私たちはちょっとバケツを多めに持っていったので、バケツを裏返しにして椅子代わりに使っていました。なかなか良い感じでした。
2時間ほどで、バケツの中のアサリもかなりの量になってきたので、小さい子どものアサリを海に返して、大きいアサリを持って出口の方へと向かいました。緊張の秤による重さチェックです。すると、3Kgを少し越えたくらいを針はさしています。どうなるのだろうと見ていると、「おまけ」と言われて、そのまま通してくれました。
ラフェスタの3列目シートをたたんで、その上にビニールシートをひき、大きなバケツに貝を入れ、そこに綺麗な海水を入れました。ここの潮干狩り場では足などを洗う真水のほかに、綺麗な海水も提供してくれるところがとても有り難いです。バケツの中に入れた海水以外に、あとで砂抜きに使用することが出来るようにポリタンクにも海水を貰っていきました。
帰りは2時間ほどで家まで着いて、現在は砂抜きをしています。今晩は「あさり」パーティーです。
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