日銀が景気を下げ止まり方向の判断

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東証

日本銀行が5月22日に開催した金融政策決定会合の中で、現状の景気判断を先月までの「大幅な悪化」から「悪化を続けているが輸出や生産は下げ止まりつつある」にやや上方方向へ修正されました。

さらに景気の先行きについても、「悪化のテンポが徐々に和らぎ、次第に下げ止まっていく可能性が高い」と発表しています。まだ、景気が上向きになったという判断ではありますが、だんだん下げ止まっている様子ではあります。


景気判断を前月と比較して前向きな方向に見直すのは、実に2006年7月以来、2年10カ月ぶりのことになります。

日テレのズームインスーパーではこの関係の報道の中で、独自に街の人に取材した統計の結果を発表していました。そこでは、

悪くなった 33%
変わらない 56%
良くなった 11%

という結果になっており、先月までと変わらないとしている人が、実に過半数に達しています。確かに、国民の感情から見てもそろそろ下げ止まりつつあるようです。

日経平均株価についても、今年の3月頃には7000円前後と底値になっていましたが、現在は9200円台まで回復しているので、株価もこの景気判断を裏付けているような感じがします。しかし、為替については1ドルが95円弱で推移していて、まだ目が離せない状況ですし、また豚インフルエンザについても、今後の感染者の推移が株価に与える影響要因になりそうです。2007年10月頃には1万7000円台でしたが、この水準に戻るのには、まだまだ時間がかかってしまいそうです。

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