今日の「サキヨミ」を見ていると、企業運動会が最近になってから見直されてきているという特集をやっていました。最近は企業内でIT化が進んでいて、同じ部屋の中にいる人でもメールでコミュニケーションをする機会がとても増えてきました。逆に直接、話しをする機会はどんどん減ってきています。
メールでのコミュニケーションは確かに相手が自分の都合の良いときに読んで貰えるため、仕事の中断など、あまり迷惑をかけなくて済むというメリットもありますが、用件だけを伝える格好になるので、それ以上の話しの広がりに発展することはあまり無くなってしまいます。
私が通っている会社でも、10年ほど前までは社内運動会がありましたが、その後、無くなってしまいました。(そういえば、職場での旅行会もいつの間にか無くなってしまいました)
当時は、なんで休みの日を潰して会社の人と運動会をしなければいけないのか?とも思いましたが、言ってみると、同僚や先輩、そして上司の違った側面も見ることが出来たりして、なかなか面白いものでした。
その中で、特に紹介されていたのがダイニチの運動会です。このダイニチという会社、石油ファンヒーターの世界ではかなりのシェアを占めている会社で東証一部に上場しています。
調べてみると、2010年の就職活動サイトでは、家庭用石油ファンヒーターの売り上げシェアは現在では国内業界第一位の50%を達成しているそうです。石油ファンヒーター自体は1万円前後で購入できるかなり廉価な商品になり、各家庭にはほとんど設置されています。従って、石油ファンヒーターについては成熟市場ということになるのではないかと思いますが、その中でこれだけのシェアを確保しているというのは凄いことだと思います。
このダイニチが実施している大きなイベントが大運動会です。すでに30年もの間、ずっと続けている行事なのですが、社員400名のほかに協力工場の人400名も一堂に集まって春に実施されるのだそうです。徒競走、リレー、綱引きなどの定番競技以外に、メインとして相撲も実施されるのだそうです。
確かにこの運動会の模様を見ていると、非常に盛り上がっていて、社員や協力工場の人の間の良いコミュニケーションの手段になっているような気がしました。
今後、社内運動会については復活をする企業がどんどん増えてくるのではないかなという気がします。
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