純国産のワープロソフト「一太郎」で有名なジャストシステムですが、5月26日に同社のソフトウエア製品を購入した人向けに「2way インストール」という新しいサービスを開始しました。
店頭で販売されているソフトウエア製品には通常はCD-ROMやDVD-ROMにソフトウエアが収録された形で販売されています。通常はこちらのパッケージを購入してかえって、パソコンのCDドライブやDVDドライブに入れインストールするという形式になりますが、最近は不都合も発生してきました。
というのも、ネットブックパソコン、ウルトラモバイルパソコンと言われる小型の廉価なモバイルパソコンの中には、DVDやCDなどの光学ドライブを搭載しなくなってきたためです。
USB接続の光学ドライブを持っていればまだいいですが、そのような人も少ないでしょう。とすると、せっかく購入したパッケージソフトをインストールできないということになってしまいます。
ソースネクストではUSBメモリにソフトウエアを収録するという形で、この問題の解決をしようとしました。USB端子であれば、どのパソコンでも付いていますので、このアイディアはなかなか良いアイディアだと思っていました。しかし、ジャストシステムがあえてこの方式を採用しなかったのは、USBメモリのメディア代金が、CDやDVDのプレスに必要な料金と比較して高くなってしまうからでしょうか。
そこでジャストシステムでは、同社の公式サイトからパッケージを購入したユーザーはダウンロードが出来るようにしました。ウルトラモバイルパソコンでも無線LANなどの環境が整えばインターネット接続は出来るようになっているので、これも確かに一つの解決策です。しかも、USBメモリのように特別にメディア代金が高くなるという心配もありません。
「2WAYインストール」の対象製品は、
・ATOK 2009 for Windows
・ATOK 2009 for Windows [プレミアム]
・一太郎2009
・Shuriken 2009
のパッケージ版(ダウンロード版、ライセンス版は対象外)です。
また、2WAYインストールを利用するためにはユーザー登録も必要です。ユーザー登録をする人を増やすためにも、今回のアイディアは貢献してくれるかもしれません。
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