カーナビと言えば従来はインダッシュ型で何十万円もするものが主流でしたが、最近ではダッシュボードの上に設置するタイプのポータブルなナビゲーション機器が安価に発売されるようになってきて、ポータブルナビの売れ行きもかなり良いようです。東洋経済の記事には「日本の御家芸に大誤算 簡易型カーナビの猛威」というものが出ていました。
ポータブルナビは液晶のサイズもそんなに大きいわけでもないですし、視認性もそんなに良くないのではないかと思っていたのですが、実際に自分でこちら(格安のワンセグ付きカーナビ(AID JM-43A)を買ってみた)で紹介したポータブルナビを操作したところ、全く液晶のサイズは気にならないことが判りました。
インダッシュ型よりもポータブルナビの方が目に近いところに設置することになるので、液晶のサイズが小さくても気になりません。私が購入したJM-43Aについては画面サイズが4.3インチになりますが、視認性については大きな問題は無いと思いました。
また、ポータブルナビは当初はナビゲーションに特化した商品が多かったのですが、最近ではAV機能が充実してきた上にワンセグテレビまで搭載されることが徐々に当たり前になってきました。ポータブルのうちAV機能などが充実した機種については3万円前後から購入できるようになってきました。カーナビに特化した機種であれば海外製で2万円以下の商品が購入できるようになっています。たとえば、ハンファという会社の商品が1万9800円で購入できます。
この商品はかなり人気が出ているようで、今から注文しても商品は8月初旬発送になってしまいます。既に手に入れた方々の商品レビュー(【楽天市場】お買い物レビュー: ただいま2009年8月初旬入荷予定分の予約受付中!【8月初旬入荷発送】【送料無料】SD2GBゼンリン地図搭載 4.3型液晶ポータブルカーナビゲーション GPS PND-A4320)を見てみると、評判も良さそうなので、注目しても良い商品なのではないかと思います。もしも、AV機能が必要なくて純粋にカーナビが必要な場合には一つの選択肢になるのではないかと思います。
また、外国製品では少し不安だという場合には、三洋電機やソニーなどの日本製の製品がやはり3万円前後から購入できるようになってきました。たとえば、最近発売されたソニーのポータブルナビもとても魅力的な商品です。
もともと、私がインダッシュ型のナビに加えてポータブルナビに手を出したのは、地図の更新がきっかけになっています。インダッシュ型のナビの地図がもう4年ほど前の地図になるので、最新の地図へと入れ替えたいと思ったのがこと発端だったのですが、サンヨーの地図は2万数千円もかかってしまうことが判りました。かなりの出費です。しかし、このインダッシュ型のナビ自身も暑い日にはCD/DVDドライブの読み込みが怪しくなったりといった不具合も現れ始めているので、あまりこのインダッシュナビに投資をするのも気が進みません。そこで見付けてしまったのがJM-43Aでした。2009年版の地図が入っていて、値段は3万円以下に抑えられています。その上、ワンセグテレビまで手に入ってしまうのは、お得としか言いようがありません。
また、ポータブルナビの利点はバッテリーが内蔵されているタイプであれば、ダッシュボードの上から取り外して、手元で持ちながら色々な操作ができるところです。これは便利としか言いようがありません。また、エンジンを切っているときにも内蔵のバッテリーでワンセグを視聴することが出来たりするのも便利です。
東洋経済の記事によれば、海外ではポータブルナビは猛烈な勢いで普及が進んでいるそうです。既にインダッシュ型のカーナビを上回るほど出荷されているといいますので、驚くばかりです。日本ではインダッシュ型のカーナビは一つの収益の柱になっていたので、国内メーカーの本音としては、あまりポータブルカーナビの低価格競争に巻き込まれたくないという気持ちがあったのではないかと思います。しかし、ガーミンなどを契機にして、そこに韓国などの商品なども加わり安いポータブルナビが国内市場に多く登場するようになり、国内メーカーにとっても無視できない存在になってきました。そんなこともあり、三洋電機のほかにソニーもポータブルナビの市場に参画してきたのではないかと思います。この6月にはパイオニアもポータブルナビの市場に参画しました。
今後はポータブルナビの需要はますます伸びていくのではないでしょうか。
【2017/04/26追記】
現在は旧SANYO(現在のパナソニック)のポータブルカーナビを利用しています。ダッシュボードの中にはかなり古くなってしまった据付型のカーナビ、そしてダッシュボードの上にはポータブルカーナビという二台併用の状態です。ダッシュボードの中のカーナビではかなり広域を表示して主にVISCの交通情報を確認するようにしています。中長距離のドライブをするときに、どの道を選択していけば良いかを確認するときに便利です。
一方でダッシュボードの上のカーナビでは周辺の道路を写しています。どこの交差点で曲がれば良いかはポータブルカーナビで確認しています。このように2種類のカーナビを利用するととてもドライブが快適になりました。
現在はポータブルカーナビはこちらの機種を利用しています。
旧SANYOの製品が自分にとってはもっとも使いやすくなりました。カーナビは機種によって使い勝手がかなり違うので、機種が変わると操作でとまどうことがあります。レンタカーを借りたときなどは、目的地をどうやったらセットできるのかで悩んだこともありました。
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