楽天証券が株式売買手数料を値下げ(SBI証券対抗)

  楽天証券が国内株式委託手数料の改定を発表しました。SBI証券の値下げに対する対抗措置です。

 以前、ネット証券会社間で手数料の値下げ合戦が繰り広げられてましたが、楽天証券はシステムトラブルの影響により金融庁から指導を受けていったんは手数料の値下げ合戦を静観するような格好になっていました。しかし、ここにきてまた値下げ合戦が勃発したようです。

 今回の値下げについては8月3日の約定分より適用されます。

 まずは1回の約定ごとに手数料を算出するワンショットコースの料金体系は下記のようになります。

       約定代金    現行料金 →   新料金
     ————————————————————
      10万円まで    472円    180円
      20万円まで    472円    225円
      50万円まで    472円    405円
     100万円まで    840円    720円
     150万円まで   1050円    855円
     3,000万円まで 1575円  1,350円
     3,000万円超  1575円  1,417円
※すべて1取引あたりの金額(消費税込み)。
※新手数料は日中取引のインターネット経由および自動音声による電話注文に適用されます。PTS(夜間)取引、カスタマーサービスセンターのオペレータ取次ぎ注文には適用されません。

 料金の値下げそのものは利用者にとってとてもうれしいニュースですが、これでまた利用者が急増してシステム障害の引き金になるようなことだけはないように、システムの監視や定期的な能力増強など、安定した運用を続けてもらえるようにしてほしいと思います。

【2025年1月30日追記】

 2025年現在では楽天証券の「ゼロコース」を選択すると、国内株式の取引手数料が完全無料という状況にまで下がりました。証券会社がどこで利益を得るのか、少し心配になるレベルです。

楽天証券株式売買手数料

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