新しいプレイステーション3が値下げして発売

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プレイステーション3

 ソニーコンピュータエンタテイメントから新しいPlayStation3が発表されました。9月1日から順次世界各国で発売されます。日本での価格は29980円です、従来はハードディスクが80GBの製品の定価が39980円、そして40GBのモデルがオープン価格という設定になっていました。

 今度の新しいPS3(CECH-2000A)はHDD容量が120GBに増量されたにもかかわらず、筐体そのものは従来よりも2/3ほどの大きさに小型化されています。これはCPUをはじめとする半導体の低電圧化などにより電力消費量を少なくして、電源系や冷却系の小型化に成功しました。また、冷却系の小型化とともにファンの騒音も小さくなったようです。


 以前のPS3ではスーパーオーディオCD(SACD)に対応していましたが、新しいPS3では対応していません。また、初代PS3で対応していたプレイステーション2ソフトウエアの再生機能も無いようです。初代PS3ではプレイステーション2のソフトを走らせるために、プレイステーション2のCPUなどをプレイステーション3用のCPUとは別に搭載して互換性を担保していました。しかし、その後のハードウエア改良に伴いプレイステーション2を楽しむための機能は省略されてしまいました。その後、ハードウエアの搭載なしにソフトウエアエミュレーションでプレイステーション2のソフトウエアを楽しめるようにするのではないかと言われていましたが、次期PS3でも搭載されていないようです。

 システムソフトウエアはVer3.0となります。とすると、従来のPS3とシステムソフトウエアレベルでは互換性を有しているようですね。従来のPS3向けにも9月1日以降にシステムソフトウエアのVer3.0の配信を開始するそうです。クロスメディアバー上に新着情報を表示するような機能が増えるようですが、メジャーバージョンアップなので、それ以外にどんな機能が追加されるのか楽しみです。

ps3

 また、従来のPS3ではLinuxをインストールする機能がありましたが、今度のハードではLinuxをインストールすることはできなくなりました。あくまでも、ゲーム等のエンタテイメントコンテンツを楽しむための機械という位置づけにするそうです。あえて、PS3にLinuxをインストールして楽しむというユーザーはそんなに多くは無いと思いますので、Linuxのインストール機能を省いても確かに売り上げにはそんなに影響は無いのではないかと思います。

 今年末のクリスマス商戦に向けて、ソニー陣営は先手を打った形になりますが、これを受けて、任天堂やマイクロソフトはどんな戦略で取り組むのか、そして、PS3の売り上げに拍車がかかるのか否か気になるところです。

 既に新しいPS3はアマゾンで予約ができるようになっていました。

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