日産自動車エンジン博物館(ミュージアム)を見学

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日産自動車エンジン博物館(ミュージアム)

日産自動車の横浜工場の中にゲストホールというところがあり、そこにはエンジンミュージアムも併設されているという情報をネットで見付けました。横浜工場は1935年に日本で初めて自動車の一環生産を開始した工場です。現在は横浜工場では自動車用エンジンとアクセル、そしてサスペンション関連の部品を生産しています。

休館日は日曜日、GW、夏期休暇、年末年始休暇ということなので、土曜日ならば空いていそうです。そこで、土曜日に行ってみることにしました。特に事前の予約などは必要ないようです。

午前10時から中に入ることが出来るようなので、ちょうどその頃の時間を狙って行ってみました。カーナビに住所(神奈川県横浜市神奈川区宝町2)をセットして現地を目指します。今回は一般道を走って行ってみました。多摩川を渡り、川崎街道を真っ直ぐに行くルートを走ってみました。


日産の横浜工場は埋め立て地の工業地帯の中にあります。カーナビの案内ですぐに現地を見付けることが出来ました。門には守衛所がありますが、「ゲストホールに行きたい」と言えば、正門のすぐ横にある駐車場に車を停めるように言われました。3台ほど自動車を停めるスペースがあります。私たちが行ったときには、まだ一台も自動車は停まっていませんでした。日産のラフェスタなので、日産の工場の敷地内でも堂々と停めることが出来る気がします。

そして、日産の旧本社の建物の中に入ります。1934年に横浜工場1号館として建てられた由緒のある建物です。1968年に本社が銀座に移転するまでの間、この建物がずっと本社として使用されていました。横浜市内では戦前の工場事務所ビルとしてはほかには例がなく、2002年に横浜市から歴史的建造物に認定されています。さらに2007年には経済産業省から近代化産業遺産に認定されました。

建物の入口から入ったところには受付があります。そこで、アンケート用紙を渡されました。帰りにこのアンケート用紙をまた受付に渡すとお土産を貰うことが出来るようです。

展示室には車の展示は少なくて、とにかくたくさんのエンジンが展示されています。そんな展示室の中にある数少ない車の展示をまずは紹介します。

日産車

自動車のカットモデルもありました。セダンなのですが、後部座席の後ろに大きなガソリンタンクがあったりして、こういう構造になっているのかと妙に納得します。

自動車のカットモデル
自動車のカットモデル

そして、こちらの車は、ダットサン15型ロードスターです。ダットサンというのは「プリンス」ブランドと同じように昔の日産自動車を代表する小型車のブランドだったそうです。しかし、1981年に日産ブランドへ統一することを決めて、それ以降に発売された新型車からはダットサンというブランドは車名から外されていきました。小さな飛行機のことを「セスナ」と呼ぶように、日本の小型自動車と言えば「ダットサン」と呼んでいた時期もあるようで、一時期は非常にメジャーなブランドだったようです。

ダットサン 15型ロードスター

この日産エンジンミュージアムでは約300台ものエンジンを収蔵しているそうです。その中から28台のエンジンが展示されています。(毎年3、5台のエンジンの展示物を入れ替えているそうです)

エンジンは2つの部屋に分けて展示されています。手前の部屋には新しめのエンジン、そして奥の部屋には数々の歴代のエンジンが展示されていました。ラフェスタに搭載されているMR20DE型のエンジンについては手前の部屋に展示されていました。

MR20DE型エンジン

こちらは奥の部屋です。たくさんのエンジンが並んでいます。

エンジンの展示室

そして、今度は2階へ行ってみます。こちらは、元本社として使われていたという雰囲気が色濃く残っています。

日産旧本社ビルの2階

廊下の両側が展示室になっています。

2階の展示室
横浜工場の歴史

2階の展示室は、日産の歴史を紐解いたパネルなどが展示されているのですが、少し小学生の子どもには難しかったようです。奥の方には子ども向けの本が置いてある休憩室がありました。

一通りの展示を見たあと、アンケートを記入して1階の受付へ戻ります。今回はお土産としてトミカのGT-Rを人数分貰いました。子どもは大喜びです。

展示の内容も興味深い物が多く、またお土産まで貰うことが出来て、とても満足度の高い博物館でした。

日産 工場見学総合サイト
工場のご案内、見学も受け付けています。日産横浜工場は、日本で初めての自動車量産工場として稼動を開始。地域社会との調和を目指して、夏祭りや工場見学での各種イベント、地域スポーツ振興に貢献するため、各種スポーツ教室を実施しています。

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