2009年の5月20日にオープンしたばかりの埼玉県飯能市にある宮沢湖温泉「喜楽里 別邸」というところに行ってきました。都心から電車で行くと約1時間、飯能駅からバスで10分ほどのところにあります。今回は日産ラフェスタで所沢街道、所沢入間バイパス、飯能狭山バイパスと走っていき宮沢湖を目指しました。このエントリーの下の方に地図を掲載しておきます。
この日は海の日前後の3連休の真ん中の日曜日、朝から天気が悪く、今にも雨が降ってきそうな感じです。前日のニュースでは各地の高速道路で大渋滞が発生したという報道をしていました。高速道路を使った遠出はこの3連休は避けておいた方が良さそうです。近場で良いところはないかと@NIFTYの温泉で口コミ点数が良いところを探している中でこの宮沢湖温泉「喜楽里 別邸」を見付けました。
自宅を朝8時過ぎに出て現地に着いたのは9時20分頃です。特に渋滞とかはありませんでした。かえって道が空いているような感じすらしました。
宮沢湖入口の信号を曲がると左手側には大きな駐車場があります。案内板を見ていると、温泉はかなり奥の方にあるようです。前を走っていたHONDAのFITが奥の方の駐車場にクルマを停めていたので、私もその辺にクルマを停めておきました。まだ、駐車場はガラガラです。
温泉はどちらかな?と考えつつ、看板を頼りに歩いていくと、坂道になりました。高台の上に施設はあるようです。そして坂を登っていくと、そちらには温泉の第一駐車場がありました。こちらはかなりクルマがたくさん停まっていましたが、まだ空いているスペースがあります。こちらまでクルマを運転してくれば良かったです。
前の方を歩いていた人はどうも従業員の人だったらしく、そのまま勝手口から建物の中に入っていきました。従業員の人だから便利な第一駐車場にクルマを停めずに第二駐車場にクルマを停めたようです。そのまま玄関に向かっていると、宮沢湖温泉の案内板がありました。
朝10時前に着いてしまったので「ちょっと早すぎたかな?」と思っていたのですが、ここは朝9時から開館しているようで、すぐに中に入ることが出来ました。
入口から入っていくと、靴を脱いで靴を入れるロッカーの中に靴をしまいます。こちらのロッカーは100円玉がいらないタイプです。最近出来た日帰り温泉施設では100円玉がいらないタイプのロッカーが増えてきたのではないかと思います。
そして受付で入館の手続きをします。この施設では小学生以上が入館することが出来ます。小学校就学前の子どもは入館することが出来ませんので注意が必要です。
コースは「ゆったりコース」と「シンプルコース」の二つがあります。この2つのコースの違いは岩盤浴が付いているかいないかです。シンプルコースは平日も土日も大人一人1000円であるのに対して、ゆったりコースは平日は1280円、土日祝は1380円となります。通常は岩盤浴というと、特別に料金を500円程度徴収するところが多いので、ここの料金は良心的なような気がします。
今回は岩盤浴に入ることも出来る「ゆったりコース」を選びました。まずは、お風呂のエリアに行ってみます。ここの温泉の泉質はアルカリ性単純温泉なのですが、白濁していることが特徴です。phが9.5もあるので、入ってからしばらく経つと、肌がスベスベとしてきます。適応症は「神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、 関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、 痔疾、冷え症、病後回復期、疲労回復、健康増進」と公式サイトには書かれています。
まずは露天風呂のエリアですが、こちらには源泉風呂、展望風呂、寝ころび湯の3種類のお風呂が準備されています。源泉風呂はそんなに大きくないのですが、それでも5人程度は同時に入ることが出来そうな感じです。一段高いところにこの源泉風呂はあり、ここは源泉掛け流しになっています。ここからオーバーフローしたお湯は一段下の展望風呂に流れ込むようになっています。こちらのお湯は循環されていて、かなりたくさんの量がオーバーフローして下に流れ落ちていっています。
そして展望風呂はおもしろいレイアウトになっていて、お風呂の中が全て宮沢湖の方を向くようにレイアウトされていますので、のんびりと、宮沢湖や周囲の山々、そして空を眺めながらお風呂に入っていることが出来ます。都心から近いところにある日帰り温泉ではどこにも露天風呂が設置されていることが多いですが、残念ながら眺望はほとんど望めないところばかりです。その中にあって、これだけ景色を楽しめる露天風呂というのはとても貴重だと思います。
続いて寝ころび湯は遠野の鉱石の上を温泉のお湯がさらさらと流れています。この上にゴロンと横になって寝ることが出来ます。石から放射される遠赤外線で新陳代謝を促進する効果があるそうです。ここはかなり人気なので、空いているところを見付けたら、すぐに確保して寝ころんだ方が良いと思います。
続いて内湯です。最近の日帰り温泉では多くなってきた高濃度炭酸泉があります。でも、お湯がジャブジャブと入っていって泡立っているので、ここでずいぶん炭酸ガスが抜けてしまっているような気がします。残念ながらここの炭酸泉については「これは凄い」という感動はあまり無かったです。
ほかに内湯には白湯、水風呂、掛け湯、そして洗い場があります。また、奥の方に行ってみると、タワーサウナや塩サウナがあります。タワーサウナはかなり大型の施設です。テレビがついていました。温度も上段から下段に至るまで温度差がかなりあるので、体調によって段を変えると良いと思います。汗が効率的に出てきて、とても気持ちが良かったです。そして、塩サウナは大きな壺に塩がいっぱい入っていて、自由に身体につけて使えるようになっています。こちらは、そんなに汗が出てこなかったので、あまり長い時間は入っていませんでした。
続いて、岩盤浴にチャレンジです。岩盤浴着を着て2階へと向かいます。まずは大きな部屋に入ってみました。ここはロビーかな?と思っていたらドアをあけた瞬間に少し暖かい空気がムッと出てきました。この部屋自体が岩盤浴が出来る部屋になっているようです。この部屋の中心には火釜(ブルガマ)が設置されています。このブルガマからの距離によって温度が変わるのでこれも体調に応じて場所を選ぶことが出来るようになっています。
また、部屋の中の配置もおもしろいことになっていて、一人ずつ区切られた洞窟のようなコーナーがあったり、その上にも寝ころぶところがあったり、そして広い部屋を取り囲むように寝ころぶところがそれぞれ準備されています。また、女性用の岩盤浴コーナーも準備されていました。
この岩盤浴のコーナーには書籍が置かれていますので、ここで本を借りて、のんびりと本を読みながら岩盤浴を楽しむことが出来ます。私は西村京太郎の「殺人はサヨナラ列車で」という短編小説を読みました。白糠線が廃止された日に殺人事件が発生したという設定でストーリーが展開されます。
最初はこの岩盤浴のコーナーは温度がそんなに高くないので、効率的に汗はかけないかな?と思っていたのですが、そのうち玉のような汗が噴き出してきました。そんなに室温が高いわけでもないので、これだけの汗をかくことが出来るというのは凄いことだと思います。火照った身体は室温9度の涼しい部屋で冷やすことも出来ます。この部屋に入ると身体中から湯気が立ち上るので、何だかおもしろいです。
岩盤浴からあがったあとに、またお風呂に入って、今度はお昼ご飯です。このエントリーも長くなってしまったので、次のエントリーでお昼ご飯について紹介します。お昼はこの施設の中にあるビッフェコーナーで食べました。とても良いところでしたのでお楽しみに。
【2019/11/11追記】
喜楽里別邸の下、宮沢湖畔にメッツァヴィレッジがオープンしました。北欧の文化の発信基地です。もちろん、ムーミンパレーパークも併設されています。温泉と北欧文化が一気に楽しめる場所に変貌しました。
先日、メッツァヴィレッジとムーミンパレーパークを散策しましたが、ビュッフェ形式の食事も含めてとても良かったです。
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