大菩薩ラインを通って、奥多摩湖から塩山まで抜けました。このとき通ったのが柳沢峠というところで、青梅街道の最高地点になります。ここは山梨県の甲州市に位置し、標高は1472メートルの高さになります。高尾山は標高が599メートル、御岳山が929メートルなので、これらよりも相当高いことになります。
江戸時代にはこの柳沢峠というところは無くて、青梅街道は大菩薩峠というところを通っていました。しかし、ここは通行が困難な難所だったそうです。この大菩薩峠越えを何とかしてもう少し安全にするために、明治11年に現在の柳沢峠経由に改められました。
この峠には青梅街道から少しだけ入ったところに公営の駐車場とトイレが完備されています。そして青梅街道沿いには柳沢峠茶屋という売店と売店の前にも何台かの自動車を停めることが出来るスペースがあります。また、公園のようなテーブルとベンチもありました。
売店の前の駐車場はやっぱり売店を使用する人を優先した方が良いのだろうということで、奥にある公営の駐車場にラフェスタを停めました。数台の車と観光バスが既に止まっています。観光バスには「水源地ウオーク」という案内板がかかっていました。ここにバスを停めて、お客さんは近くの尾根道を歩いているのではないかと思います。
クルマから降りて真っ先に感じたことは涼しいことです。この日は30度を超えていたのですが、この柳沢峠では少し肌寒く感じるほどでした。
私たちは、セブンイレブンでお弁当を買ってきていたので、売店の前にある休憩施設でお弁当を広げて食べました。ここは眺めも良く、下の写真のような展望が開けています。晴れていれば富士山も見えるようですが、この日は天気が悪かったので、残念ながら富士山は見ることが出来ませんでした。
弁当を食べながらiPhoneを取り出してみたのですが、残念ながらソフトバンクは県外の表示になっていました。それに比較して、NTTドコモ携帯電話はアンテナが2本または3本立っています。やはり、NTTドコモと比較してソフトバンクのネットワークは脆弱であることが判ります。2010年の4月から6月までのソフトバンクの決算は非常に好決算で、「営業利益は1082億円で、前年同期比232億円(27.3%)増となり、四半期ベースの営業利益としては創業以来初の1000億円を突破」と報道されていましたが、利益を出す前にやること(ネットワーク網の整備)があるだろうという感じがします。残念ながらこの柳沢峠ではiPhoneを使って次の目的地の情報を集めることが出来ませんでした。
何はともあれ、この柳沢峠はとても気持ちがよく、ゆっくりとお弁当を食べることが出来ました。とても良いところだと思います。
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