港北IKEAに買い物(IKEA(イケア)港北店に行ってきた)へ行ったあと、まだ時間に余裕がありましたので、横浜市にある根岸森林公園に行ってみました。港北IKEAで買い物が終わったのが午後の1時頃で、その後、iPhoneのアプリ、30min(iPhoneのアプリケーション「30min」)で検索して、根岸森林公園を見付けました。
この根岸森林公園は慶応三年に日本初の洋式競馬が行われた場所です。そして、昭和18年に戦争で閉鎖されるまで東洋一の規模を誇る競馬場は運営されていました。
当初は根岸競馬場と呼ばれていましたが、1937年からは日本競馬会横浜競馬場に変更されています。
その後、戦後に米軍に接収されて住宅地やゴルフ場として使用されていましたが昭和44年に一部解除された土地を国が譲り受けて昭和52年に森林公園として開園しました。また、残りの部分は中央競馬会によって根岸競馬記念公苑が建設されています。この根岸競馬記念公苑には「歴史と馬」など馬をテーマにした展示を実施している競馬記念館があります。
競馬場があったときの雰囲気を残しているのは、貴賓室などを持つ一等馬見所です。ここは歴史的に見ても貴重な建物なので、根岸森林公園に行った際には必ず寄ろうと思っていました。(ほかの二等馬見所や下見所などは取り壊されてしまったそうです)
ラフェスタでカーナビに従って走っていくと、無事に第一駐車場まで案内して貰うことが出来ました。第二駐車場もガラガラだったようですが、第一駐車場も余裕でクルマを停めることが出来ました。駐車料金は2時間で300円になっています。
第一駐車場の前にはレストハウスもありますが、IKEAでホットドックを食べてきたので、そのまま公園へと向かいます。この公園、面積が181,339平方メートルあるだけあって、とても広いのが印象的です。たとえば下の写真にある芝生の広場もとても広くて、確かに米軍に接収されていたとき、ゴルフ場として活用されていたのも頷けるものがあります。
ちょうど行った日にはトラクターのような乗り物で芝生を刈り取っていました。手入れも頻繁に行われているようで、とても綺麗な公園でした。時計回りで公園を一周してみることにします。
この日はとても暑い日だったのですが、園内を一周する道は木陰になっていて、とても涼しい風が吹き抜け気持ちが良かったです。
このすぐ近くには松任谷由実(荒井由実)が歌っていた「海を見ていた午後」の中に出てくるレストランのドルフィンもあるはずなのですが、残念ながら園内の道路からは見ることが出来ませんでした。
そのまま園内を半周少しまわったところで道が二つに分岐しました。上の方へと続く道に向かいます。すると、馬場内エリアからスタンドエリアへ続く道になります。左手を見ると、米軍施設へと続くゲートもありました。まだ在日米軍が使っている部分があるようです。柵を見ていると、「盆踊り」の宣伝看板を見付けました。
さらに歩くとスタンドエリアです。アメリカ人建築家J・H・モーガンによって設計されました。そして、一等馬見所の建物が見えてきました。
残念ながら一等馬見所は柵に囲まれて中に入ることは出来ません。かなり老朽化しているようなので、危険なのでしょう。今後のこの建物の活用方法については検討されているようですが、是非、補強工事をして中に入ることが出来るようになると嬉しいです。
このエリアはまわりよりも高いところにあるので、見晴らしが良いのも特徴です。みなとみらい地区のランドマークタワーなどの建物も綺麗に見えます。
また、子どもが遊ぶことが出来る遊具が置いてあるエリアもありました。
そのあと、また馬場内エリアに戻って、残りの半周を歩きます。途中、競馬記念館の門がありましたが残念ながら月曜日で休業日でした。
この公園、とても広くて木陰のエリアも多く、そして綺麗に整備されているので、ピクニック気分でお弁当を持っていくと、きっとのんびりと過ごせるのではないかと思います。お薦めの公園です。
【2020/03/29追記】
路線バスで寄り道の旅
徳光和夫さんの「路線バスで寄り道の旅」を見ていると、今回のスタート地点は根岸の馬の博物館でした。ここではサラブレッドと触れ合いつつ、ここから路線バスに乗って根岸駅へ、そして別の路線バスに乗り換えて本牧バス停で降りて三渓園へと向かいました。
【2020/09/21追記】
横浜・根岸住宅跡地再整備
横浜市は米軍根岸住宅地区の跡地使用に関する基本計画案を委員会に報告しました。その内容によると、跡地を文教、住宅地等、森林公園の3つのゾーンに分けて文教ゾーンには私立大学医学部と市大付属2病院を再整備する最有力地としています。今後の整備が楽しみです。
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