日産ラフェスタという背の低い7人乗りのミニバンに乗っているのですが、このクルマ、ギアチェンジするノブのところに小さなボタンが付いています。このボタンを押すとSPORTSモードというギアのモードになります。このSPORTSモードに関してはあまりマニュアルにも詳しい説明がなかったので、積極的には今まで使ってこなかったのですが、今日、箱根の山を下っているときに一つ便利な使い方があることが判りました。
坂道を下るときに頻繁にフットブレーキを使っていると、ヴェイパーロック現象が発生してしまいブレーキの効きが悪くなることがあるというのを自動車学校で習いました。幸いなことにこの現象に遭遇したことは今まで無いのですが、出来るだけフットブレーキを踏まなくても良いように今までは急坂を下りるときにはドライブモード(D)からLOWギア(L)に切り替えてエンジンブレーキを効かせて坂を下りるようにしていました。しかし、ラフェスタにはL1、L2といった選択はすることが出来ず、Lのモードだけになってしまいます。これだとエンジンブレーキが強くかかりすぎて、前のクルマに追いつくためには逆にアクセルをふかさなければなりません。これではちょっと変なので、何か他に良い方法は無いかと思い試してみたのが今回のSPORTSモードです。
Lowギアのときよりはエンジンブレーキの効きが弱いですが、ドライブモードのときと比較すると確実に効いているので、フットブレーキを頻繁に使用する必要が無くなります。また、軽くアクセルを踏むと加速できます。今のクルマは省燃費を実現するために極力エンジンの回転数を低めに抑えるような制御をしているため、下り坂でのエンジンブレーキはあまりかからなくなります。しかし、このSPORTSモードをONにしておくと、エンジンが高めの回転数のまま維持されるようになるので、その分、エンジンブレーキの効果も高くなるようです。峠道のようにアップダウンが繰り返されるような場所では特に威力を発揮します。
今回はアップダウンが繰り返されるような場所ではスポーツモードを使用して、平坦な道ではすぐにスポーツモードを切るような使い方をしていました。ラフェスタでは1回スポーツモードのボタンを押すとそのままスポーツモードになって、もう一回押すと、スポーツモードがオフになります。スポーツモードが入っているか否かはダッシュボード上のSPORTSというランプがつくか否かで確認することが出来ます。
★フクちゃんの日記 CVTのスポーツモードに思う事
坂道発進のときにもエンジンが高回転数を保ったままでスタート出来るのであれば、強いクリープ力を期待することが出来ます。実際にQ&Aで、「価格.com – 『スポーツモードについて』 ホンダ フィット のクチコミ掲示板」のようなやりとりもされているので、今度、試してみたいと思います。
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