トヨタから新しいハイブリッド専用セダン「SAI」が発売されることになりました。今年の12月7日から発売されます。価格は338万円から426万円となっていて、プリウスと比較すると、かなり高めの値段設定になっています。
レクサスブランドのHS250hとの関係
SAIは先に発売されているレクサスブランドのハイブリッドカー、HS250h(以下HS)と姉妹車の関係にあります。日本国内専売です。SAIはHS250hの廉価版というわけではなく、企画構想はSAIの方が先で開発はHSとほぼ同時ということなので、「SAIをベースにした高付加価値版がHS」という位置づけになるとWikipediaでは紹介されています。
プリウスとの関係
今からプリウスを購入しても購入できるのは何ヶ月も先になってしまいます。公式サイトで確認したところ、10月14日以降に発注した場合、納車されるのは平成22年5月下旬になってしまうそうです。
新型プリウスにつきましては、多くのご注文をいただき、誠にありがとうございます。現在、弊社といたしましては、お客様への納期短縮に向け、最大限の取組みをしておりますが、予想を上回るご注文を頂いており、生産・出荷までに時間を要しております。平成21年10月14日(水)以降のご注文分は平成22年5月下旬以降の工場出荷予定となります。ご迷惑をおかけしており、誠に申し訳ございません。
こんなにプリウスが売れていて、消費者に迷惑をかけているのに、トヨタは何故、新しいハイブリッド車に力を入れているのでしょう。ハイブリッド車固有の部品、たとえばバッテリーなどがネックになっているのであれば、新しいハイブリッド車などを製造せずに、プリウスに全力を注ぐべきなのではないかとも思います。
やはり、プリウスの値段設定は非常に安いので、トヨタの利益につながらず、当初想定していた生産量以上の生産をしたくない、出来ればすでにプリウスの納車待ちをしているお客さんにも、新しく販売する利益率の高いハイブリッド車に注文を変更してほしいというのがトヨタの本音なのでしょうか。
たくさんのお客さんが納車を待ちわびているプリウスの増産を出来ないものなのか、トヨタの公式の見解を聞きたいところです。
【2024年9月19日追記】
販売終了
TOYOTAのSAIについては、2017年11月15日に販売を終了しました。既存の10代目カムリ(XV70型系)が事実上の代替車種という位置づけになりました。
コメント