AppleからiPadが発表されました

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 アップルコンピュータからタブレット型の新しいデバイスであるiPadが発表されました。今までタブレット型のパソコンはいろいろな会社から発売された経緯はありますが、今のところは爆発的なヒットには至っていないようです。今回のiPadの発売によって、タブレット型パソコンに新しい流れが生まれるのか否か、非常に気になります。

 今回のiPadはスマートフォンであるiPhoneとノート型PCであるmacBookの中間的存在に位置づけるべく発表されました。米国での発売時期はWiFiモデルが3月の後半、そして3G+WiFiモデルが4月に発売される方向で準備が進んでいるようです。

 一方で日本では米国と同様にWiFi版は3月下旬に出るものの、3G+WIFIモデルは6月以降になってしまうようです。iPhoneと同様にソフトバンクから発売される形になるのでしょうか。既にiPhoneを持っている人がiPadのWIFI+3Gモデルを購入したときに、ソフトバンクへ払わなければいけない料金がどうなるのかも気になります。


 単純に別回線契約として今の料金が倍になってしまうのだとすると魅力が半減しそうな気がします。もしかすると、無線LANでイーモバイルのモバイル装置と通信する方法をとればイーモバイルの契約一つでiPhoneもiPadも使えるようになりますのでこちらの方が良いかもしれません。

 iPadのOSにはiPhoneと同じOSが採用されます。CPUはアップルがデザインした新しいものが採用されるようですが、ただアプリケーションが動作するか否かという面ではほとんどのアプリケーションが動作するようです。

 しかし、iPadのディスプレイ解像度は768ピクセルx1024ピクセルとなりますので、iPhoneと同じアプリケーションを走らせたときに表示がどうなるのか、iPad用の解像度にあわせたアプリケーションが別に流通するのかはよく判りません。(その後、いろいろな記事を確認していると、1倍モード、2倍モード、4倍モードというものがあって、画面サイズを拡大して表示する機能は付いているようです)

 デバイスを自動的に識別してiPhoneとiPadの両方の画面解像度に最適化されたアプリケーションが流通し始めるのかもしれません。

 このように画面の解像度はそんなに広いわけではありません。オプションとしてスタンドとキーボードが一体になったiPad Keybord Dockも発売になるようですが、これを使ったとしても今までの自宅で使っていたノートパソコン代わりに使用するのには少々不満が残るかもしれません。

 一方で持ち歩くときの考えると、WIFIモデルの重量が680グラム、WIFI+3Gモデルの重量が730グラムと発表されています。1Kgを大きく切っていますので、少なくとも持ち歩く気にはさせてくれるデバイスになるのではないかと思います。装置にはiPhoneと同様にモーションセンサーや照度センサー、マイクやスピーカーを装備しています。また、リチウムイオン電池をバッテリーとして備えているため、連続10時間の駆動が出来ると発表されています。この10時間という駆動時間はなかなか魅力的だと思います。

 モニターの画面が9.7インチと発表されていますので、もしかすると、車載用のカーナビとして使用すると、かなり素晴らしい使い方が出来るのではないかと期待できます。自宅でコースを選択しておいて、そのままクルマにのせてナビをさせたとき、10時間もの駆動時間があれば十分なのではないかと思います。

 iPadという商標が富士通が業務用の携帯端末としてすでに申請してしまっているので、これからアップルと協議が始まるという報道も流れています。これだけ大々的にアップルがiPadのことを発表した後に、富士通がこの協議でかたくなな態度で対応すると、全世界から富士通は非難されることにもなりかねないので、穏和な対応をするのではないかと思います。しかし、アップル社は製品を発売する前に商標を必ず確認して、今回の名称が重なっていることにも必ず気がついていると思うのですが、確信犯で発表してしまったのでしょうか。それとも、事前に富士通に対して協議を申し込んでいたのでしょうか。ちょっと気になります。

 iPhoneが日本で発売されるときにも、インターホンを作っている会社の「アイホン」と名前が紛らわしいということで、日本での呼称を「アイフォン」ではなく、「アイフォーン」にすることで決着した経緯があるそうです。今回のiPadについては完全に名前が一致してしまっているので、別の形での解決になるのではないかと思いますが、今後の報道に注目です。

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