高速道路を走行中に燃料が無くなった自動車から日本自動車連盟(JAF)に出動を要請する事例が増えてきているそうです。千円高速が始まる前はガス欠による出動要請は減少傾向であったものの、千円高速が始まった後は前年比約11%増という水準で増えているそうです。
これは、高速道路の割引制度が導入されたことに伴って、高速道路を使用する利用者の数が増えて渋滞が多発したことにより、燃料が目的地に着く前に切れてしまったという事情が多いそうです。実際にガソリンが切れてしまって高速道路の路上で立ち往生してしまう場合のほか、サービスエリアやパーキングエリアで、次のガソリンスタンドのあるところまで燃料がもちそうにないという相談も多いそうです。
不況により給油施設が減ってしまったことも、ガス欠のトラブルを誘因しているようです。たとえば、東北自動車道では花輪サービスエリアの給油施設が閉鎖されたことにより岩手山サービスエリアから青森インターチェンジまで約150Km以上にわたって給油施設が無くなってしまったそうです。
高速道路を走るクルマの量は増えたのに給油施設は採算が合わずに閉鎖されてしまうというのは不思議な感じもしますが、エコカーの普及でクルマの燃費が上がってきていることもあり、ガソリンスタンドの利用率は減ってきているのでしょうか。これから電気自動車やハイブリッド車がさらに普及すると、今のように随所にガソリンスタンドがあるという状況は一変してしまうのかもしれません。
とは言っても、普段はあまり高速道路を利用しなれない人が高速道路を利用するようになったので、ガソリンの残量確認を実施せぬまま高速にのってしまったというパターンが多いのでしょう。運転席から燃料計はすぐに確認できる位置にあると思いますので、是非、高速道路などを利用する前に燃料の残量を確認して、不安があれば満タンに給油してから高速道路を利用するようにした方が良いでしょう。また、高速道路を使って長い距離を走らなければいけないときは、給油施設のあるサービスエリアを見つけたら、早め早めに給油をしていって、安心してドライブを楽しむことが出来るようにした方が良いでしょう。
さらにはJAFによるとこれから冬の季節にはバッテリーの活性度が落ちて、バッテリー切れによる出動要請が増えてくるそうです。こちらもクルマの始動時にエンジンをかける勢いが悪い等で予兆をつかむことが出来ますので、バッテリー切れになる前に、新しいバッテリーへ交換すると良いのではないかと思います。私自身は、バッテリーについては、パナソニックのCAOSというシリーズを使用しています。日産のラフェスタというクルマですがもともとは45B24Lというサイズのバッテリーが搭載されていました。
このパナソニックのCAOSでは75B24Lというサイズの商品がありますので、これを1万3000円ほどで楽天市場の通販で購入し、自分で取り付けを行いました。45Bから75Bにバッテリーの容量が上がったことになります。また、普通のバッテリーであればバッテリー液の液面の水位を確認して必要であればバッテリー液を継ぎ足さないといけませんが、このCAOSはメンテナンスフリー型のバッテリーなのでバッテリー液の継ぎ足しが不要なところが嬉しいです。
このCAOSという製品、商品そのものには電気の供給が安定化することによりカーオーディオの音質が良くなる等の効果が記載されていましたが、特にそれほどの効果は感じませんでした。しかし、唯一変わったのは、燃費が良くなったことです。1Km/1Lほど良くなったような気がします。
ただ、自分でバッテリーを交換したときに電気の供給が一時的に止まったため、それまでECUなどで学習した内容がクリアされて初期状態に戻っています。この影響で燃費が良くなったように見えただけのことかもしれません。ただ、バッテリーの交換により、バッテリー切れの心配が遠のいたことは良かったと思います。
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