最近、大きな水害が増えて、自動車が水没するような事故も増えています。自動車が水没してしまったときに電気系統が壊れてしまうのでパワーウインドウが使えなくなってしまいます。そんなときは、窓ガラスをたたき割って外に出なければいけません。しかし、クルマの窓ガラスはとても丈夫なので特殊なハンマーを使って割らなければいけません。
セリアの脱出用ハンマー
先日、楽天市場で緊急用のハンマーを1500円程度で購入したのですが、多摩境の100円ショップ「セリア」に行ってみたところ、105円で売られていました。
セリアで販売されていたハンマーはちょっと小さめなので、本当にこれで窓ガラスを割ることが出来るのかな?と思いつつ、実際に商品を手に持ったところ、意外とずっしりとしています。本当にクルマの窓ガラスをたたき割ることができるかどうかは、なかなか個人で確かめてみることができません。命のかかっている問題なので、出来れば公的な規格やその規格に準拠していることが判る公的機関の証明が付くと良いのではないかと思います。
カー用品店ではどうしても1000円以上の値段がしますが、効果はともかく100円ショップで扱われていたのには本当に驚いてしまいました。
【2013/12/08追記】
セリアのハンマーは効果なし
こちらのハンマーは窓をたたき割ることができないことが国民生活センターの試験で判明し発表されました。(リンク先のページがなくなったため、リンクを削除しました)
☆自動車用緊急脱出ハンマーのガラス破砕性能(発表情報)_国民生活センター
これに伴い、先日立ち寄ったセリアでは商品の返品を受け付けていました。
下が、国民生活センターの発表資料の抜粋です。項番2番がセリアで販売されていた商品になります。
「主なテスト結果一覧」の左から2列目に「平常温度におけるウインドーガラス破砕性能テストという欄がありますが、5検体中でいくつの検体のガラスが割れたかが判ります。NO2は「0」なので5検体ともガラスが割れなかったことを示しています。セリアで販売されていたハンマー以外にも窓ガラスを割ることができなかった商品が多くありますので、脱出用ハンマーの購入にあたっては信頼性の高い商品を購入することが大切です。
【2020/08/18追記】
緊急脱出用ハンマー
最近、各地で豪雨による水害が増えてきました。それに伴い、車が水没してしまう被害も各所で報告されています。しっかりとした緊急脱出用ハンマーを購入しておきたいと思っています。
【2022/01/31追記】
工具用の金槌で3時間の事情聴取
車に脱出用のハンマーがわりに工具用の金槌を搭載していたところ、警察に3時間にわたって事情聴取をされたという報道がありました。危険物を持っていたと見做されて警察は事情を確認したようです。
工具用のハンマーでは、特に車の窓ガラスを破るための認証を受けておらず、いざという時に使えない可能性もあるので、脱出専用のハンマーを車に搭載することが呼びかけられています。
【2022/07/25追記】
キャンプ用品も車への搭載に注意
キャンプ用品の中にもナイフやナタなど危険なものがありますが、これを車のトランクなどに入れっぱなしにしておくことはトラブルの元となります。警視庁でも「車の中やバックの中に、キャンプで使用するナイフ等を放置しないでください」と、ゆるキャン△のキャラクターを使って呼びかけています。
映画「ゆるキャン△」に関してはこちらで紹介しています。
作品の中に出てきた山梨県や静岡県のロケ地はこちらで紹介しています。
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