水草水槽ではライトを照射している間、水草の調子が良いときには光合成により大量の二酸化炭素を消費するので、水槽の中は二酸化炭素が欠乏した状態になります。そのため、水草水槽では二酸化炭素を強制添加することが多くなっています。
私は二酸化炭素を酒屋さんから借りている5Kgの炭酸ガスボンベを使い、ライトをつけている時間帯だけ電磁弁という装置を使って時間制御をして、二酸化炭素を添加しています。そして、水の中に炭酸ガスを添加する部分にはCO2ミキサーという商品を使っています。
この商品は外部フィルターと水槽の間をつなげているホースの途中に取り付ける外部接続式の炭酸ガス添加装置なので、水槽の中に邪魔な物を置かなくて済むのが一つ目の利点です。そして、炭酸ガスをじっくりと容器の中で水の中に溶け込ませていくことが出来るので、CO2が無駄にならないところが第二の利点です。
CO2ミキサーの故障
そんなCO2ミキサーを先日壊してしまいました。容器の中で二酸化炭素を添加するパイプのようになっている部分があるのですが、ここをポキッと折ってしまいました。これでも使えないことは無いのですが、何となく炭酸ガスが効率的に溶けないような気がしてきます。そこで、折れてしまったパイプの根本にエアチューブをつけて、そして逆のエアチューブの先にCo2マイクロストーンという商品を装着しました。
この商品は二酸化炭素をものすごく小さな泡にして水の中に放出してくれます。そしてこの泡をCO2ミキサーの中の水流の中にまき散らすことで、効率的に炭酸ガスを溶け込ませようという作戦です。エアチューブのまわりには念のため、シリコンをつけて外れないようにしておきました。
これを実際に使ってみると、CO2ミキサーの中で「シー」という感じの音がしているのが判ります。これは炭酸ガスが水の中に放出されているときに出ている音のようです。そして、CO2ミキサーの中で炭酸ガスの小さな泡はそのほとんどが溶け込んでいるようです。一部は排出口から水流にのって水槽の中に運ばれているようですが、少なくとも水槽の排出口に到達するときまでには溶け込んでいるようです。
今までCO2ミキサーの中の上部に溶けきらなかったCO2が残ってしまっていたのですが、この仕組みに変更してからは、溶けきらなかったCo2は皆無になりました。また、水槽の中の水草から放出される酸素の泡も確実に増えたと思います。
CO2マスターアドバンス
現在は同じ強制添加型のCO2マスターアドバンスという商品を使っています。
二酸化炭素の添加効率はCO2ミキサーと同等で、ほぼ100%溶解している実感があります。CO2ミキサーとは違って設置するスペースも少なくて済むので、これからもこちらの商品を使っていきたいと思っています。
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