ある記事(第106回:年末年始の渋滞は避けられるか? ~渋滞情報の最前線に迫る!)を読んでいると、日本に一人しかいない(こう名乗っている人が他にいない)渋滞予報士の原山さんの話しが載っていました。
以前は料金所を先頭にして渋滞が発生することが多かったものの最近では、「ザク・上り坂渋滞」が原因になっているものが全体の66%を占めているそうです。従って、もしもクルマにクルーズコントロール機能が付いていれば無意識に速度低下してしまうのを防いでくれるので、これをONにすることが非常に有効だとされています。
また、興味深かったのは、渋滞は追い越し車線から発生することが多いそうです。教習所では走行車線が複数ある場合には一番左が最も遅いクルマで、その右隣に行くに従って速いクルマ、そして追い越し車線は前のクルマを追い越したいときだけ利用し、追い越したあとは速やかに走行車線に戻ると習います。
しかし、実際に高速道路を走っていると、この原則が守られていることは少なく、追い越し車線と走行車線でクルマが併走してしまっているがために、後ろのクルマが追い越しを出来ない状況が発生してしまっていることが多々あります。追い越し車線で前のクルマを追い抜いたあとにはすぐに走行車線に戻ることが渋滞発生を防ぐ目的のためにも有効なようです。
高速道路の車線幅
高速道路の車線の幅は基本が3.5メートルですが、実際は25cm刻みで調整されているそうです。3車線の高速道路だと交通量の多い真ん中の車線は少し幅を広くして3.75メートルが採用されている高速道路があります。両側の車線に車が走っていると真ん中の車線は圧迫感があるので少し広くしているそうです。
ただし、東名と名神は車線の幅は3.6メートル、新東名は3.75メートルが採用されています。
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