カーナビの製造番号登録義務化

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 最近、カーナビで目的地を設定したときに、「目的地付近で盗難が多発しています」と警告がなる場合が増えてきました。東京のまわりでは、船橋ららぽーとや東所沢の周辺に目的地を設定したときに、カーナビから警告を受けました。

 私が住んでいる町ではあまり車上荒らしにあったという話しは聞かないのですが、目的地付近で盗難が多発している場合には注意をしなければいけません。特に車上荒らしのターゲットになりやすいのは、カーナビゲーションシステムになります。比較的目立って、かつ盗まれやすいダッシュボード上に設置されているポータブルナビゲーションシステムはもちろんのこと、組み込み型のカーナビゲーションシステムも無理やり取り外されて盗まれることがネット上で報告されています。


 過去1年間で盗難にあったカーナビの件数は実に2万3000件にもおよぶそうです。車上荒らしで盗まれた品物はオークションを使って売りさばかれることが多いため、警視庁が事務局をつとめている総合セキュリティ対策会議で、カーナビをインターネットオークションにかける際には製造番号の記載を義務化する提言をまとめたそうです。

 利用者はカーナビを購入したときにネットを通じてメーカーに製造番号を登録します。そして、もしも盗難にあった際には被害届と合わせて製造番号を警察に申告します。ヤフーや楽天などのオークションを運営している事業者は、カーナビの出品者に製造番号の届け出を義務化します。そしてもしも盗品と製造番号が一致すれば盗品と識別されて売買が防止される仕組みになります。今のところは製造番号の登録率はまだ40%にとどまっていてそれほど高くありません。

 この製造番号の登録率をあげることと、オークション運営者の協力を得ることで一定の効果を上げるのではないかと思います。なお、最近のカーナビではセキュリティコードを入力しないと作動しないようになっているものがあります。現在私が使っているSANYOのゴリラ、NV-SB540DTはセキュリティコードの機能が付いています。

 私自身はカーナビを起動するたびにセキュリティコードを入力するのは煩雑なので、現時点ではセキュリティコードを設定していません。しかし、セキュリティコードの設定が広まっていけば、犯罪の抑止力につながると思いますので、普及状況を見つつセキュリティコードの機能をONにしようと思っています。

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