東京証券取引所は現在は午前11時から午後12時30分まで昼休みになっていて、株の取引は行われていません。昔のように人間が売買をしていたときには休まなければいけないので、このような昼休みは必須だったと思いますが、現在のようにコンピューターを使った取引が全盛となっているときには、あえて昼休みを設定する必要もなさそうな気がします。
各証券会社ではオペレータを介した取引が現在も行われているので、このオペレータには休息が必要かと思いますが、ネット証券などを介して直接コンピュータで売買をしている場合には、あえて昼休みを設定する必要もなさそうな気もします。
お昼時間の稼働によるメリット
ネット証券会社から見れば、昼休みはサラリーマンの取引需要を取り込める可能性もあり手数料収入が増えるかもしれません。ネット証券が東証の昼休み撤廃に対して前向きな態度を示しているのも良くわかるような気がします。海外では昼休みをとっている取引所は逆に少ないようです。
私自身は、やはり、昼休みの時間にも取引が出来た方がやはり便利だと思います。今も12時30分から13時の間にはお昼休みを取りながら取引をすることもあるので、12時から12時30分の間も取引が出来るようになれば、必要なときには取引をすることになると思います。
今後、東証も昼休みの扱いについて慎重に検討をしていくことになるのだと思いますが、是非、前向きに検討して欲しいと思います。
【2024年6月5日追記】
その後の東証の取引時間について
結局、東証の取引時間はお昼休みの時間が11時30分から12時30分までの1時間に短縮されるにとどまりました。
さらに取引時間の延長についても発表されました。2024年11月5日に稼働開始が予定されている次期売買システム(arrowhead4.0)あわせて、取引時間の終了を現在の15時ちょうどから15時30分に延伸します。
世界的に見れば証券の取引時間を24時間化する話しも出てきている中で、30分ずつ小出しに稼働時間を伸ばすのはいかがなものなのかとも思います。出来れば会社から自宅に帰ってから取引ができるように、午後9時くらいまでは取引を続けてほしいです。
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