JAFの公式サイトを読んでいると、クルマへの燃料の入れ間違えは意外と多いトラブルだと紹介されていました。特に軽油については値段が安い上に、「軽」という名前から軽自動車の燃料と勘違いしてしまう人もいるようです。
もしもガソリンエンジンのクルマに軽油を入れてしまうと、エンジンの出力が下がり加速が鈍くなる、そしてアイドリングも不調になります。そして、100%軽油という状態になってしまうと黒い排気ガスが出てやがてエンジンが止まってしまうのだそうです。
このエンジンが止まってしまう状態は最悪ですが、そうなる前に気がつけばプラグ交換で済む場合が多いと紹介されていました。最近でも、ガソリンスタンドでは「軽油」と表示しているところが多いですが、軽油はディーゼルエンジンに使用することが多いため、あえて「ディーゼル」と表記しているガソリンスタンドも増えてきました。
逆にディーゼルエンジン車にガソリンを入れた場合についても、エンジン音が高くなったりアイドリングが不安定になったり排気ガスが白くなったりします。エンジンのダメージが少ないうちは早く気づけば特に修理が必要ないこともあるようですが、ガソリンの混合比率が高くなってしまうと噴射ノズルなどの交換が必要になってしまうこともあるそうです。
ただ、ディーゼルエンジンのクルマに乗っている人は車に詳しい人が多いと思うので、軽自動車に軽油を入れてしまうようなトラブルと比べるとトラブルは少ないような気がします。調べてみると、JAFでは統計値も発表していました。
その統計値によると、
・ガソリン車に軽油を入れてしまったのが124件
・ディーゼル車にガソリンを入れてしまったのが92件
となっています。ディーゼル車にガソリンを入れてしまうトラブルも意外と多いのに驚きました。
セルフのガソリンスタンドも増えてきていますので、給油では細心の注意が必要です。
コメント