総務省の調査で3月末の地デジの普及率が発表になりました。この発表内容によると、地デジ普及率は83.8%に達したそうです。前回の調査は半年前の2009年9月末で、この時点から14.3ポイントと、かなり高い割合で推移しました。ちなみに政府の目標は81.6%でしたので、これよりも2ポイントあまり普及が進んでいることになります。
普及率が政府目標を超えたのは2005年に総務省が調査を開始してから初めてのことです。昨年から今年にかけては大画面薄型テレビについては、かなり高額のエコポイントが付きましたので、これが普及を大きく促進したようです。(ただし、地域別の普及率をみると、沖縄県や岩手県などは地デジ普及率がまだ60%台に留まっているので、まだまだ楽観視できる状況ではありません)
また、アナログチューナー搭載テレビに接続するタイプの地デジチューナーについても、既に5000円未満で商品が売られるのが日常的になってきました。こちらも、数年前に総務省が目標としていた5000円というラインを下回ったことになります。
当初は2011年の地デジ完全移行は難しいのではないかと思っていたのですが、徐々に現実味を帯びてきました。これならば、予定通りに移行が出来るかもしれません。
一方で私の家では、居間や寝室のテレビは地デジ対応テレビへの移行が終わったものの、まだ子供部屋に3台のアナログテレビが現役で活躍しています。2011年7月の地デジ完全移行に向けては、こちらのテレビは地デジ対応テレビに買い替えをしなければいけません。薄型テレビの値段そのものもかなりの勢いで販売価格が落ちてきているので、エコポイント制度が終わらないうちに買い替えを進めておきたいと思っています。
この自分の家のことを考えていて気が付いたのですが、地デジ普及率というのは、1世帯に1台でも地デジ対応テレビがあれば普及したという定義になるのでしょうか。もし、複数台のテレビがある家庭でアナログテレビが残っていたとすると、2011年7月以降は見ることが出来なくなってしまいます。この地デジ普及率という言葉の定義をネットで調べてみましたが、今ひとつ答えになるようなものが見つかりませんでした。もう少し調べてみたいと思います。
コメント
>地デジ普及率というのは、1世帯に1台でも地デジ対応テレビがあれば普及したという定義になるのでしょうか。
その通りです。
地デジ対応TV,地デジ対応外付けチューナー、地デジ対応録画機、地デジ対応PC,地デジ対応PC用外付けチューナー、ワンセグ受信機、地デジ対応CATV-STBなどのどれかを持っていればカウントされます。
>この地デジ普及率という言葉の定義をネットで調べてみましたが、今ひとつ答えになるようなものが見つかりませんでした。
総務省が発表するときの詳細資料を読めばわかります。