iPhone 4の握り方による受信の問題が解決へ

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iphone4

 まだ発売されたばかりのアップルのiPhone4ですが、本体の握り方によって電波の受信がしにくくなる事象が問題になっていました。米国では集団訴訟を起こす動きもあり、アップルとしては対策について検討を進めてきていました。そのアップルから、今回の問題に対する対策が発表されました。

 その対策はソフトウエアのアップデートです。完全にハードの問題かと思っていたのですが、ソフトウエアのアップデートで修正できるというのは大変に不思議です。発表の内容を見てみると、受信状況を表示するプログラムに問題があって、実際よりも受信状況を良いよう(実際の受信電波の強さよりもスクリーン場のアンテナの本数が多く表示されてしまう)に表示してしまっていたそうです。


 もともとどの携帯電話でも持ち方によっては受信感度が悪化することはあるそうです。今回のiPhone 4でも受信感度が悪化するような持ち方をしたときに、もともとがとても良い受信感度であるように表示されてしまっているがために、実際よりもずっと大きく電波が受信しにくくなってしまったように見えてしまい、今回の問題に発展したということです。

 今回の修正ソフトによって受信状況を正確に示すようになります。逆に言うと今回の修正ソフトにより改善されのは画面表示で正しく受信感度が表示されるようになるだけで、本当に受信がしやすくなるようなことはありません。今回の修正ソフトは数週間以内に配布される予定です。

 使っている人が受信が困難になるような持ち方をしていると、この受信状況の変化で判るようになるので、持ち方を変えて受信しやすくして欲しいとアップルでは発表をしています。さらにもしも今回の対応に不満であれば、本体が壊れていないかぎり、購入後30日以内であれば返品に対して全額を返金するとも発表しています。

 実際に私もiPhoneを使用していますが、特に持ち方によって電波が受信できなくなるような局面には遭遇していませんし困るようなことも今のところはありませんので、今回の報道はあまり気にしていませんでした。今回の発表を受けて今まで問題視をしていた消費者がどのように動くのかは少し気になります。

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