iPod nanoの初代機で発火に関する情報が報道されていますが、今度は東急田園都市線の車内で事故がありました。
田園都市線での発煙騒ぎ
8月13日の午前8時20分頃、東急電鉄田園都市線の用賀と桜新町の間を走っていた普通電車の中で、焦げ臭いにおいが車内に立ちこめる事故がありました。乗客の女性が持っていたアップル社のiPodが発煙したのが原因と報じられています。
電車は桜新町の駅で停車して、8分間遅れて同駅を発車しました。iPodの形式については報じられていません。
Apple社のアナウンス
アップル社の公式サイトでは、「iPod nano (1st generation):バッテリーが過熱する特殊な事例について」という題名で対応方法について掲示しています。
★iPod nano (1st generation):バッテリーが過熱する特殊な事例について
対策として初代iPod nanoを現在も使っている人の中で今回のバッテリーの問題について不安を持っている人は、アップルのサポートに連絡することでバッテリーの交換手続きが出来るようです。また、初代機に限らず、万が一バッテリーの加熱の兆候が見られたらすぐに使用を中止しアップルのサポートに連絡するように指示が書かれています。
リチウムイオンバッテリーについては、現在では色々な商品に使われていますが、このような異常発熱による事故もいろいろな製品で発生しています。リチウムイオン電池についても技術的な改良がずっと行われてきていますが、安全性についても高まってきているのでしょうか。気になるところです。
【追記】
Apple では、ごく稀に iPod nano (第 1 世代) の2005 年 9 月から 2006 年 12 月の間に販売されたもので、バッテリーが過熱して安全上の問題を引き起こす可能性があることを確認しています。これを受けて、AppleではiPod nano交換プログラムを実施しています。
2020 年 4 月 10 日からは、Apple では、対象となる iPod nano (第 1 世代) を電子的な Apple ギフトカードと交換しています。
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