エコカー補助金が底をついてしまい、9月の初旬に申請が打ち切られてしまいました。
すでに8月までで駆け込みでクルマを購入した人も多く、本当は10月以降に買い換えるようなお客さんまで需要を先取りしてしまった感がありますので、9月以降の新車の販売台数が大幅に落ち込むことは、どこから見ても明らかな状況でした。
今日の日経新聞を見ていると、トヨタの国内受注が9月は前年同月比で4割も落ちたことが報じられていました。これは想像以上に大きな落ち込みだと思います。各自動車メーカーやディーラーではてこ入れをするために現金の還元、オプションパーツの添付等、何とか割安感を演出しようと努力していますが、需要を先取りしてしまった分まで需要を喚起することはできないので、今年度の下半期は非常に厳しい局面になるのではないかと思います。
トヨタ以外の各社からも受注件数に関する発表があると思いますが、業界全体に何か新しい動きが出るのか否かが気になるところです。
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