国道134号線は横須賀市から大磯までの海岸沿いを走ることができるドライブにはとても便利な道ですが、相模川河口部に架かる湘南大橋から高浜台交差点を過ぎたあたりまでが非常に混雑して渋滞していることが多いです。この湘南大橋自体は渋滞緩和のためにすでに4車線化工事が2010年の3月に終わっているのですが、それでもなお渋滞が続いていました。
この原因の一つは新湘南バイパスが茅ヶ崎海岸インターチェンジという湘南大橋手前の部分で終わってしまっていて、国道134号線を走ってきたクルマ以外にこの新湘南バイパスを走ってきた車までがこの湘南大橋に殺到してしまうこと、そして国道134号線が高浜台交差点を過ぎたあたりで片側1車線に車線が減ってしまうこと、車線が減ったあとも、その先の花水川橋交差点付近までが混雑してしまうことが原因にあげられます。
神奈川県でもこの事実については十分に認識をしているようで、高浜台交差点以西の四車線化について計画をしているようです。
国道134号は、横須賀市を起点とし、大磯町に至る主要な幹線道路です。藤沢市の片瀬橋から平塚市の高浜台交差点までの区間は、平成21年度に4車線化が完了しましたが、高浜台交差点から西湘バイパスまでの区間については、2車線のため渋滞が激しく、日常生活や観光をはじめとする社会経済活動に支障を来しています。そこで、新湘南バイパスが整備されるまでの間、暫定的に4車線に拡幅する整備を進めています。
☆国道134号【高浜台交差点以西】: 神奈川県
この高浜台交差点以西の区間についてはそんなに道幅が狭いわけではないので、例えば下り車線だけでも2車線化するのであればすぐにでもできてしまうような気もするのですが、年末にこの道を走ったときにはまだ工事を始めるような雰囲気はありませんでした。
どうなっているのかと思ってさらに情報を探してみると、この記事を見つけました。
国道134号線の4車線化整備計画は今後、高浜台交差点から西へと延び、西湘バイパス入口までの約3・5キロの区間に移行する。計画では、同区間の海側に2車線を増設。老朽化などにより、将来的に架け替えが必要な花水川橋については、一時的に現橋を残して下流側に2車線を架橋するか、橋を全面的に改修するかを検討し、上下2車線を確保するという。神奈川県平塚土木事務所によると、平成22年度中に花水川橋の整備方針を決めた後、区間内の大気や騒音などに関する環境調査を実施。周辺住民の理解が得られれば、同年度中に着工に移りたいとしている。工期は着工から5年を予定しているという。
平成22年度中に花水川橋の整備方針を決めたあとに着工から5年間をかけて整備をするそうです。とても時間がかかる工事のようなので驚いてしまいました。
【2015/03/09追記】
国道134号線の渋滞をなくすために、平塚から大磯までの間で4車線化工事を進めていましたが、今回西湘バイパスまでの区間がすべて4車線化されました。これにより昭和60年から取り組んできた工事に区切りがつき、藤沢市の江の島入口から大磯町の西湘バイパスまでの約15Kmの区間が4車線になります。
今回の開通によって、どの程度、渋滞が解消されることになるのかが気になるところです。
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