格安な薄型テレビなどを販売していたバイデザイン社が破産手続開始

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バイ・デザイン社が1月26日に東京地裁から破産手続開始決定を受けたそうです。この会社はテレビパネルやテレビを構成する各種の部品をほかのメーカーから調達して中国などの海外メーカーで製造を行ってもらうことで、国内の大手メーカーが売っている薄型大画面テレビよりも格段に安いテレビを販売していました。

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西友と販売した激安テレビ

例えば昨年の7月には西友と組んで、10万円を切る42インチテレビの販売を行うことが報道発表されています。

西友、10万円切る42型液晶テレビ – ITmedia News

ところが、このビジネスモデルも大手メーカーの薄型テレビが安くなるにつれて、苦しくなってしまいました。大手メーカー製のテレビが安くなれば、圧倒的な安さを強調することが徐々に難しくなります。今では大手メーカー製の32インチテレビも5万円前後で入手できるほどになりましたので、あえて消費者にとってはバイ・デザイン社のテレビを選択する理由が無くなってしまいました。

会社としては別ブランドでのテレビやデジタルフォトフレームの販売でなんとか回復を目指したものの事業は軌道に乗らずに今回の事態に追い込まれたようです。

BCN社の統計によれば薄型テレビでのバイ・デザイン社のシェアはかつては上位10位以内に入っていたものの、2009年以降は10位圏外に落ちてしまっていました。

一時期は海外メーカーも含めて日本国内ではいろいろなメーカーのテレビが販売されていましたが、大手メーカー製のテレビが安くなったことで、徐々に淘汰されていくのかもしれません。

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