より使いやすいブログになるように、個別エントリーのアーカイブ下部にZenbackという仕組みを導入しました。
ブログでは常に最新の記事がトップページに表示されますが、過去の記事はどんどんアーカイブの中に埋蔵されていってしまいます。各ページは検索エンジンに登録されていれば、キーワード検索をしている人が飛び込んでくることがありますが、なかなかヒット率を上げることは難しいです。そんな過去のブログ記事をうまく活用する方法の一つとして、各記事に関連記事を表示する方法があります。
今まで、このブログでは独自にキーワードを設定して、関連記事を表示できるようにしていました。しかし、Zenbackではあえてキーワードを設定しなくても、自動的にそのブログ記事からキーワード候補を抽出して、同じブログの中から関連の記事を抽出、一覧化してくれます。さらに、このブログ以外の関連記事も一覧を出してくれます。このブログから見ると、外に流出してしまうため、一見すると勿体ないような気もしますが、逆に言うと、ほかのブログの関連ブログとして、このブログが紹介される可能性がありますでの、inが増える可能性もあります。
さらに、記事がどんな評価を得ているのかを知ることが出来ます。はてなブックマークやTwitter、Facebookなどで、どの程度の評価を受けているかが表示されます。
今までこれらの機能を個々に実現するブログパーツはあったと思いますが、一気にかなえてくれる仕組みはとても貴重だと思います。
こちらのブログではMovabletypeというインストール型のブログシステムを使っています。Zenbackの公式サイトに行って、「新規ブログを追加」を試してみました。
☆zenbackであなたのブログに全てのフィードバックを。
しかし、ブログのトップページのURLを指定しても、有効なブログとして認識してくれません。これはダメかと思っていたところ、Movabletype5専用のプラグインが公開されていることを知りました。
このブログではVer4を使っているので使えないかもしれないとは思いつつ、試しにプラグインをインストールしてみました。使い方は下記のページで紹介されています。
☆zenback – Movable Type Plugins and Themes Directory
こちらの使い方の説明に従って、順に手順を実施していくと、何も問題なくインストールすることが出来てしまいました。きちんと、Zenbackにもブログを登録することが出来ました。
何となく簡単にMovabletypeで対応することができるようになったので、調べてみると、Zenbackの仕組みを提供しているのがMovabletypeを提供している会社であるSixapart社のようです。ある意味、親和性が高いのは当たり前かもしれません。
こちらのブログのテンプレート上のZenbackを表示させたいところに、専用のタグを埋め込みます。そして、記事を再構築して何が表示されるかチェックをしてみました。
すると、「表示されるまで数分~最大で1日ほどかかります。しばらくお待ちください。」という文字が、関連記事や関連リンクの蘭に表示されていました。一つ一つ、ブログの記事を解析してキーワードを抽出して、関連記事を結びつけるということを裏側で順次進めているのでしょう。時間がかかっても仕方が無いかもしれません。
全部が表示されるようになったところで、アクセス件数に影響があったか否か等、アクセス解析ソフトを使って確認していきたいと思います。
【2012/09/12追記】
1年以上にわたって、ZENBACKを使って運用を続けてきました。アクセス解析を見ても、なぜか他のサイトからの流入はそんなに割合が増えませんでした。効果が低い実感があります。
また、ZENBACKキーワーズという大量のコピーページが出現しており、検索結果に良くない結果が出るような気がしてなりません。
そこで、ZENBACKを全ページから外してしまいました。その代わりに、自サイトの中の関連ページを10ページ表示するようにしてあります。この措置にともなって、このサイトに来たトラフィックのうちで、このサイト内の別のページをあわせて見るトラフィックの割合が増えました。ZENBACKを使うよりも、自前で対応した方が良さそうです。
関連ページの表示の方法はこちらで紹介してあります。
☆関連の記事を表示させてみた 【TagSupplementalsプラグイン】
しばらくは、現在の設定で運用を続けたいと思います。
【2021/07/11追記】
残念ながらこちらのサービスは2020年12月にサービス終了しました。
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