プリウスの7人乗り・ハイブリッド機構搭載ミニバン「プリウス+」の発表

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プリウス

 現在、日産のラフェスタを使っています。このクルマ、7人乗りのミニバンで純粋なガソリン車なのですが、意外と燃費は良くて、高速で長距離を走っていると、14Km/リットル以上の燃費を示してくれることがよくあります。

 しかし、ガソリン価格は少しでもセーブしたいところなので、次の買い換えではハイブリッド車も視野に入れたいと思っていました。しかし、現時点ではミニバンのハイブリッド車はそんなに種類はありません。

 そんなところに、プリウスのミニバン「プリウス+」がスイスのジュネーブで開催されている第81回ジュネーブモーターショーで出展されました。

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プリウス+とは?

 7人乗車が可能な3列シートになっているほか、トヨタの発表によれば、ゆとりのある足下スペース、十分なヘッドクリアランス、使い勝手の良いラゲージスペースを実現したとされています。バッテリーにはコンパクトなリチウムイオンバッテリーを利用したようです。

 エンジンは1.8リットルのハイブリッドシステムで、同クラス車の中ではダントツの燃費性能を目指しています。現時点ではどの程度の燃費が実現されているのか、具体的な数値を見つけることは出来ませんでした。

 少し残念なのは後席のドアがスライドドアではなくヒンジドアが採用されている点です。小さい子どもがいる場合には、やはりスライドドアの方が便利です。

 今年の4月下旬には日本国内でも販売が予定されています。値段にもよるとは思いますが、かなりの人気になるのではないかと思います。

 ボディサイズは全長4,615mm×全幅1,775mm×全高1,575mmとなっています。また、ホイールベースは2,780mmです。

【2024年8月8日追記】

2011年5月13日にプリウスαとして発売/2021年終売

 プリウスαは2011年に発売され、発売後1か月の受注台数が5万2000台に達しました。さすがトヨタ車ということでかなりの人気です。発売から2年が経過した2013年の時点でも、年間10万4000台、月平均約8700台を販売して、プリウス全体の約40%を占めていました。この時点でも人気車種だったことが判ります。

 しかし、その後は徐々に販売台数が下がり始め、2019年の登録台数は月約1000台にまで落ち込んでしまいました。

 7人乗りのミニバンが欲しいという人ばかりではなく、プリウスでは荷室が狭いのでプリウスαを購入するというお客さんが最初は多かったようです。しかし、その後はトヨタのハイブリッド車の車種が拡充されて選択肢が増えました。カローラツーリング、シエンタ、ヴォクシー、ノア、エスクァイアなどにもハイブリッドがあり、結果としてプリウスαを選ぶ人が減ったことになります。

 そして、プリウスαは2021年3月に発売を終了しました。7人乗りのプリウスαの後継車種はありませんが、5人乗りステーションワゴンの後継ポジションはカローラツーリングが受け持つ形になりました。

 

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