給与の支給日は毎月20日になっています。今月は20日が日曜日でしたので、その前の銀行営業日である3月18日が給与の振込み日になります。私の場合は給与の第一振込み口座を「みずほ銀行」、そして第二振込口座を受託ローンを組んでいる三菱東京UFJ銀行にしています。このうち、みずほ銀行の方が18日に振込を確認できませんでした。
みずほ銀行のトップページには「お客様へ」というタイトルで下記の掲示が出ていました。
この度のシステム障害により、お客さまには多大なるご不便、ご迷惑をおかけしておりますことを心より深くお詫び申しあげます。当行では、現在、システム障害の解消に向け、3月19日(土)~3月21日(月)の3日間にわたり、全てのATMおよびみずほダイレクトを休止させていただいております。3月18日までの給与振込をご指定いただき、当行のシステム障害により給与入金が遅延しているお客さま、および当行キャッシュカードをお持ちのお客さまを対象に、3月19日(土)~3月21日(月)の3日間にわたり、本支店(一部を除きます)にて原則10万円までの現金のお支払いに対応させていただきます。(3月19日(土)から3月21日(月)における店頭、ATMおよびみずほダイレクトでの対応業務について(PDF/13KB))今回のシステム障害に対し、お客さまから多数のご意見・ご要望を頂戴しておりますが、その対応に至らぬ点がありましたことを改めて深くお詫び申しあげます。現在、頂戴したご意見・ご要望を真摯に検討させていただいております。お客さまには引き続き多大なご迷惑とご不便をお掛けいたしますが、何卒ご理解賜りますようお願い申しあげます。なお、この度のシステム障害は計画停電に起因するものではありません。
三連休中にはATMの稼働を停止して、システムの復旧に全力をあげているようです。また、全国434店舗の窓口を臨時で営業して、窓口で10万円までの預金の払い出しに応じています。キャッシュカードの他に運転免許証やパスポートなど本人を証明できる書類が必要です。一部の店舗では長時間待たされるケースもあったようです。東京新聞では50分間待たされたお客さんの取材内容を報道していました。
結局、19日の段階で臨時開業した440店舗では8万5000人の人が来店し、49億7000万円を引き出したそうです。
今回は災害に伴う義援金の振込が急増したことも関係しているのではないかと言われていますが、それにしてもトラブルの規模が大きすぎるような気がします。どんなトラブルがあったのかについては、おって発表があるかと思います。また、火曜日には給与の振込みも終わった状態で営業を開始できるようなので、もう少し待ってみたいと思います。
【2011/03/21追記】
本日の報道発表によると、3月22日も引き続き、振込などが出来ない状態が続いてしまうそうです。店舗の中にあるATMについては午前8時から正午までの間、現金の引き出しや預け入れは出来るものの、振込が出来ない状態が続きます。また、正午から午後3時までは振込も受付が出来るようになるようです。コンビニエンスストアに併設されているATMは午後から使用可能、それ以外の店舗外のATMは終日休止です。さらに個人向けネットバンキングについても正午まで使用できません。
今後の復旧状況によっては上記の発表内容も変わるかもしれません。出かける前に事前に、みずほ銀行の公式サイトなどで正確な情報を確認しておくことをお勧めします。
【2019/07/17追記】
みずほフィナンシャルグループが進めていた基幹系システムの構築、および新システムへのデータの移行が7月16日までにすべて終わり、午前8時にATMとインターネットバンキングを再開しました。みずほは2018年から9回にわたり段階的に移行を実施して、万全を期してきましたが、特に大きなトラブルが発生することもなく、完全に移行が終わったことは素晴らしかったと思います。
今回の更新で、従来はみずほ銀行、みずほ信託銀行で並存していた3つのシステムを約4500億円をかけて一本化することができました。
今後は新しいサービスの追加も柔軟にできるのではないでしょうか。
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